
そんなお悩みにお応えします。
ポイント
wordの無料機能を使って、全て自分で作成するよりも実質半分以下の時間で逐語録を作成することができます。とても手軽にできますのでぜひ実施してみてください。無料で逐語録のフォーマットも用意しているので、ぜひご活用ください。
本記事の内容
- とっても簡単、らくらく逐語録の作成方法
- 逐語録の活用方法
- 逐語録作成のメリット・デメリット
本記事の信頼性

この記事を書いている私は、
- 第20回キャリアコンサルタント試験で学科78点
- 労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力開発及び向上のいずれかに関する相談に関し3年以上の経験なし
- よって、厚生労働大臣認定養成講習を150時間受講
- キャリアコンサルタント有資格者の知り合い0(信じるは自分のみ!)
この記事は筆者の体験談をもとに、キャリコンを目指す同志から得た情報も参考に執筆しております。
更新ポイント
2022年8月16日の合格発表にて、無事合格しておりました。
養成講座でも教わる逐語録。
面接の練習で自身のロープレを振り返る際にも有効とされていますよね。
また、キャリコンとして活躍する際にも定期的にメンターに自身の振る舞いをレビューいただく際にこの逐語録が必要とされています。
とはいえ、逐語録の作成には時間がかかりますよね。
特に試験勉強で忙しい受験生にとっては、逐語録の作成自体に時間がかかるあまり、作成して終わり…なんてこともあるかと思います。
今回は筆者が実際に行っていた、楽な逐語録作成方法をご紹介致します。
逐語録の作成をスムーズにする逐語録シートはこちらからダウンロードできます。
養成講座などで逐語録を作成する際にご活用ください。
宜しければ、学科全体・論述・面接に関する対策をまとめた記事もご参考になさってください。
簡単らくらく逐語録作成に必要なもの

PCさえあれば全て無料で利用することができます。
複雑な操作は不要ですのでご安心ください。
逐語録作成に必要なもの3つ
- ロープレ録音データ(zoomなどの動画でもok)
- PC
- Microsoft Word
簡単らくらく逐語録作成の方法

らくらく逐語録作成の3ステップ
- Word fileを開き、「ディクテーション」をオンにする
- 録音した音声をPCのマイク近くで再生
- 自動書き出しされた文章を整え、逐語録に貼り付ける
Word fileを開き、「ディクテーション」をオンにする
Microsoftのwordファイルを開きます。
すると右上に「ディクテーション」と書かれたマイクのマークを見つけることができます。

マイクのマークを押すと音声認識が開始されます。
上の画面ではすでに録音中になっているため、マイクのマーク近くに赤い丸が表示されています。
録音した音声をPCのマイク近くで再生
続いて、ロープレの録音をPCの近くで再生します。
この際、PCのマイク近くで再生するとより鮮明に音声認識をしてくれます。
筆者の資料するMac Book Proではマイクがキーボード左側が位置しているため、この辺りで再生をしています。

自動書き出しされた文章を整え、逐語録に貼り付ける
再生と同時にword file上に文章の書き出しが始まります。
思いのほか精度が高いので初めは驚きました。
ただし、改行や「、」「。」などの句読点は自動で書き出しされないので、ご自身で調整する必要があります。
こちらが、音声認識で書き出した生データです。

続いて、音声認識で書き出した文章に筆者が修正を加えたものがこちらです。
青文字部分が筆者が修正を加えたポイントです。

ある程度、文章のきれい化ができたら逐語録シートにはりつけて、CL、CCの割り当てをして完成です。

ちなみにこちらで配布している逐語録シートでは、ケース概要を記載する欄を設けています。
ぜひご活用ください。

簡単らくらく逐語録作成方法の効果

この工程を踏んだ場合と、全て自分で実施した場合の差ですが、個人差はあるものの大凡50%の時間で逐語録を完成することができます。
筆者の経験ですが、5分の逐語録を作成するのに1時間ほど要していましたが、このらくらく逐語録作成方法では、30分以下で完成することができました。
逐語録は作成してからが本番ですから、如何に作成時間を削減できるかが重要です。
全て無料で実施できますので、皆さんもぜひ試してみてください。
逐語録作成メリット

文字として可視化することで、自身の振る舞いを客観視することができます。
これは文字に起こすことで、「本当はこうするべきだった」、「実はこういう意図を持ってこんな質問をした」など改めて振り返ることができます。
さらに逐語録を資格保有者や養成講座の先生に見せることで、的確なフィードバックをもらえる可能性が高まります。
レビュアーに音声データを全て聞いてもらうのは時間が勿体無いですし、口頭で自身のロープレをレビュアーに説明したところで、前後の文脈などを正確に伝えることは困難です。
逐語録があれば事実をレビュアーに伝えることができるので、その事実に基づいたフィードバックを受けることが可能となります。
さらに筆者は、許可をいただいた上で、有資格者の優れたロープレの内容を文字起こししました。
これにより、「こんな場面の時はこういった質問、こういった態度を取る」など、自身の引き出しを技としてストックを増やしていました。
逐語録作成デメリット

なんといっても作成にかかる工数です。
先ほども述べた通り、筆者は5分のロープレの逐語録を作成するのに1時間かかりました。
本番を想定した15分のロープレとなると、2、3時間はかかります。
ただしこのデメリットは、今回ご紹介したらくらく作成逐語録の方法で大幅に削減されるはずです。
逐語録の活用方法

一番は他者レビューを受けることだと考えます。
やりとり(FACTS)を可視化した逐語録をレビュアーに提示することで、的確なフィードバックを受けることができます。
他には自身で内容を改めて確認し、ここではこういう話をしたほうが良かったなどの改善を検討することができます。
うまくいかなかったと感じた部分があれば、どのように改善できるか考え、次回のロープレに活かしましょう。
さらに、自身の強みをストックすることにも活用できます。
「伝え返しを丁寧にできている」、「要約を所々入れて、相談者と同じペースで議論を展開できている」など、自己効力感を高めるためにも、自身のできたところを理解しておくことは非常に重要です。

まとめ:逐語録の作成はなるべく簡単に、活用は丁寧に!

忙しいみなさん、逐語録の作成に多くの時間をかける必要はありません。
手軽、しかも無料で楽ができるのであれば積極的に活用し、ぜひ効率的な学習を実現しましょう!
今回ご紹介した簡単らくらく逐語録作成の方法を活用して、みなさまにとって実りのある学習を達成することを応援しています。
合格に向けて頑張りましょう!