
そんなお悩みにお応えします。
ポイント
結論、養成講座に支払う費用の他に5万円ほどかかりました。私の場合は面接対策にほとんどお金をかけずに本番に臨んだため平均よりもやや低い金額かもしれません。同じ養成講座を受けた同期の中には面接対策にもう少しお金をかけていましたが、養成講座の費用+10万円ほど見ておけば問題ないかと思います。
本記事の内容
- キャリコン合格までに実際にかかったトータル費用(筆者実体験に基づく)
- キャリコン合格までの費用を抑えるための制度や秘訣
本記事の信頼性

この記事を書いている私は、
- 第20回キャリアコンサルタント試験で学科78点
- 労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力開発及び向上のいずれかに関する相談に関し3年以上の経験なし
- よって、厚生労働大臣認定養成講習を150時間受講
- キャリアコンサルタント有資格者の知り合い0(信じるは自分のみ!)
この記事は筆者の体験談をもとに執筆しております。
更新ポイント
2022年8月16日の合格発表にて、無事合格しておりました。
キャリコンの学習を始める上で一つの大きな壁となる「費用」。
養成講座の案内に記載のある費用以外に合格までにどのくらいの費用が必要なのか不安ですよね。
この記事では筆者が合格までに実際に投資した費用をこ紹介したいと思います。
キャリコン合格に向けたコツに関する記事についてもぜひ覗いてみてください。
学科試験対策|仕事が忙しくても3ヶ月で合格できた勉強法【学科ポイントまとめシート付き】
学科試験対策|高効率で合格点を取りに行く【学科ポイントまとめシート付き】
養成講座にまだ通っていない方は、次のキャリコン資格学校がお勧めです
(本ページは一部プロモーションが含まれています)
さらに効率的にキャリアコンサルタント取得を目指す方はこちらを利用しても良いかもしれません。
熟練のキャリアコンサルタント資格取得者が、マンツーマンレッスンを提供してくれます。
結論:筆者が合格までに費やした金額をご紹介!

筆者が費やした金額は512,160円です。
512,160円の内訳

養成講座
養成講座申込時に支払った金額です。
多くの方は専門実践教育訓練給付金を利用できるので最大で講座費用の70%が返金されます。
講座終了時に50%、資格取得&就職でさらに20%の費用が返金される仕組みです。
筆者の場合は一部条件を満たすことができませんでしたので、こちらの制度を利用しておりません。
専門実践教育訓練給付金に関わる詳しい説明とシミュレーションの一例として、リカレントのサイトをご紹介致します。
カフェ代
自主学習の際にカフェに支払った費用です。
筆者は自宅よりも外で学習をしたい派ですので、カフェ代をして計上しています。
自宅だと誘惑が多く集中できないこともあるので、強制的に勉強する環境を観に置くことが多くあります。
仕事が終わってから深夜カフェやファミレスに籠り閉店まで過去問を解くことも頻繁にありました。
一度に平均で400円ほど使うので、ざっと40回ほど利用したと仮定して合計16,000円を計上しています。
多田塾
有資格者の方からお薦めされたオンラインの塾です。

全過去問の解説が丁寧にされているので過去問を解く際に大活躍します。
また、独自の模試資料が3回分収録されていますので、過去問を解き終わった後に実力試しとして使うことができます。
さらに多田先生が直接解説してくださるオンライン模試も開催されるので、本番直前に実力試し&最後の追い込みポイントを把握することができます。
これほどまでのサポートがついて1万円ちょっとの値段は、正直破格だと思います。
もし学習に余裕がある方は申し込んでみることをお勧めします。
参加枠が埋まっていることが多々ありますが、そんな時は直接多田先生にメールをしてみると融通を聞かせてくれるかもしれません。
実技面接試験対策マニュアル(失敗!)
こちらは購入するも一度も活用していません。
完全に面接対策を全くしてこなかった筆者の弱気から購入してしまいました。
内容はどれも概論で即効性のあるものではなかったので、ネットで探すことのできる対策マニュアルには下手に手を出すことをお勧めしません。
メルマガもついていましたがほとんど参考にしなかったので、結果的に完全に高い勉強代となってしまいました。
学科試験 要点テキスト&一問一答問題集
養成講座開始直後に有資格者の方からお薦めされた問題集です。
養成講座を受けながら問題集をちょこちょこ解くには良いと思いますが、筆者は最初の数カ所を解いたのみで結局ほとんど手をつけることができませんでした。
途中から過去問を全て解く作戦に切り替えたので結果的にこの問題集を解く必要がなかったのですが、一問一答の回答が丁寧ですので学習初期段階に有効だと思います。
もしくは、各設問に星マークで重要度が示されていますので、学習後半でどうしても時間がない人はこちらの重要問題のみ最低限解く等で活用できるかもしれません。
ココナラ
最もコスパの良い投資でした。
面接練習の際に有資格者の方に実施いただきました。

ココナラを活用した面接対策についてはこちらの記事でまとめておりますので、宜しければご参考ください。
過去問印刷代
セブンイレブンで過去問をプリントアウトした代金です。
電子データだけでももちろん勉強できますが、筆者の場合は紙に書きたいのと最後にできない問題だけ集めて何度も回すことをしたかったので全て紙に打ち出しました。
本番も紙で試験を受けるので、結果的にその感覚(問題のレイアウトなど)を掴むことにつながりました。
印刷に3,000円近く支払うのは苦しいですが、きっとそれ以上の価値があると信じて百円玉を機械に投入し続けました。
印刷枚数があまりにも多くプリンターの紙が途中で尽きてしまったので、人生で初めて店員さんに用紙交換を依頼したのも良い思い出です。
新五百円玉は印刷機に受け入れてもらえない可能性が高いので、そんな時は店員さんに両替してもらいましょう。
養成講座(カウンセリング)
養成講座が本格的に始まる前にカウンセリング講座を2日間受講しました。
これは本来(確か)4万円ほどかかる講座ですが、養成講座に申し込んだ特典としてテキスト代のみで受講できるといったものでした。
キャリコンの資格に直接何かが生きたかと言われると難しいところですが、様々な方と意見交換ができるので参加して良かったと思っています。
講座への参加は必須ではないので、この費用は削ることができたと思います。
専門実践教育訓練給付金を受けるには

教育訓練給付金とは
中長期的なキャリア形成を支援するため、2014年10月から拡充された教育訓練給付金です。
さらにキャリアコンサルタント国家資格はより専門的・実践的な訓練が対象となるため、給付率は一般教育訓練給付よりも高くなります。
訓練の受講を修了・資格取得等をし、修了から1年以内に就職に結びついた場合は、追加の支給も受けられるなんともありがたい制度なのです。
対象者
雇用保険の一般被保険者および高年齢被保険者または短期雇用特例被保険者である人(あった人)で受講するコースの第1回講義日前までの支給要件期間(同一の事業主に雇用された期間または被保険者資格の空白期間が1年以内の複数の被保険者期間を通算した期間)が、初めて給付を受ける場合 当面2年以上、もしくは過去に給付を受けた場合は3年以上の人
より正確な情報はリカレントのHPをご参照ください。
専門実践教育訓練給付金を受け取る手順
これほどお得な制度、ご自身が対象者であるならば受けない手はありません。
この制度を使うことで金銭的なハードルをグッと下げ、ご自身の夢に挑戦するきっかけにもなります!
手続き4ステップ
- 養成講座受講前:ハローワークにて支給申請
- 養成講座受講
- 養成講座受講終了後:ハローワークへ必要書類を提出(50%支給)
- 就職後:ハローワークへ必要書類を提出(さらに20%支給)
養成講座受講前:ハローワークにて支給申請
受講コース第1回講義日の原則1ヶ月前までにハローワークで訓練対応キャリアコンサルタントによる「訓練前キャリアコンサルティング」を受けます。
ここで就業の目標、職業能力の開発・向上に関する事項を記載した「ジョブ・カード」の交付を受けます。
この「ジョブ・カード」とハローワークから配布される「教育訓練給付金及び教育訓練支援給付金受給資格確認票」を受講するコースの第1回講義日の原則1ヶ月前までにハローワークへ提出し、受給資格確認手続を完了します。
すると、ハローワークから「教育訓練給付金及び教育訓練支援給付金受給資格者証」の交付を受けることができます。
養成講座受講
全授業を終了し、修了証明書を受け取ります。
養成講座受講終了後:ハローワークへ必要書類を提出(50%支給)
受講コースの最終講義の翌日から起算して1ヶ月以内に住所地を管轄するハローワークで、支給申請時に必要な書類を提出の上給付金の支給申請手続きを行います。
就職後:ハローワークへ必要書類を提出(さらに20%支給)
さらに、国家試験に合格してキャリアコンサルタント資格を取得し、受講修了日の翌日から1年以内に被保険者として雇用された場合、又はすでに雇用されている場合はプラスで支給を受けることができます。
これらに該当する人は、資格取得等した日の翌日から1か月以内に、支給申請時に必要な書類を提出の上、給付金の支給申請手続きをしましょう。
まとめ:これから受験される方へ

キャリアコンサルタントの資格取得も一定の人たちにとってはビジネスの1つです。
つまり、受験者からいかにお金を頂戴しサービスをマネタイズするかを考えている側面があります。
これは当然と言えば当然ですが、受験者にとってはなるべく費用をかけずに合格できた方が良いと思います。
筆者の経験で驚いたのは、学科試験終わってホッと一息していたところ、受験会場を出ると面接対策の予備校がいくつかびらを撒いていました。
受験生の合格を願っての行動だと信じていますが、その光景に愕然としたのを覚えています。
予備校や追加講座はありがたい存在ですし、試験合格後も活用できるスキル・知見を身につけることも可能ですので参加すること自体に異議はありません。
お金をかければいくらでもかけることができますが、一方でお金をかけずに合格できることも確かです。
不安であればあるほど様々な情報に飛びつきたくなるかもしれませんが、無料で開催されているロープレ会などもありますので受験生同士で情報連携しながら効率よく学習を進められることをお勧め致します。
もし受験勉強についてお困りのことがありましたらお気軽に連絡ください。
それでは合格目指して頑張りましょう!
キャリコン資格取得におすすめの資格学校