キャリアコンサルタント技能士2級の試験に挑戦する皆さんへ。
キャリアコンサルタントとしてのスキルを証明するこの試験は、対策が難しいことで知られています。
筆者もその一人であり、限られた教材や情報の中で効率的に学習し、短期間での合格を目指しました。
本記事では、実際に筆者が試験を受けた経験をもとに、役に立った教材と役に立たなかった教材を具体的に紹介します。
特に、2週間という短期間でどのように効率的に学習し、どのような対策が有効だったのか、具体的なロープレ回数やその内容についても詳述します。
資格取得を目指す皆さんが、効果的な学習法を見つけ、無駄なく合格を勝ち取るための参考になれば幸いです。
それでは、筆者の体験を基にした具体的な対策法を見ていきましょう。
こんな方におすすめ
- キャリアコンサルタント技能士2級の試験を受けようとしている人
- 合格のために効果的な教材や学習法を知りたい人
- 実践的なロールプレイの重要性を理解し、それを取り入れたい人
- 具体的な合格体験談を参考にしたい人
本記事の信頼性
この記事を書いている私は、
- 海外MBA進学・2度の転職経験をもとに自身が所属する香港の団体でキャリア相談を実施
- SNSを通じてES・履歴書・職歴書・志望動機書に関するキャリアサポートを実施(合計30名以上)
- 大学でキャリア構築に関する講義を実施
- ドイツ勤務、外資系メーカーへの転職を経て、現在は外資系コンサルティングファームでビジネスコンサルタント職に従事
相談者視点で参加した、ポジウィルの無料カウンセリング体験を含む、キャリア関連のおすすめの無料ツールについてはこちらでまとめています。
(本ページは一部プロモーションが含まれています)
筆者のキャリアサポートを受けて転職を成功した方からいただいた声をこちらにまとめています!
結論:役に立った教材
短期戦でキャリア技能士2級を合格するためのポイントをご紹介させていただきます。
キャリア技能士2級はメジャーな資格ではないことから対策が限られています。
さらに、数少ない対策法でも、合格率15%台の面接試験合格には明らかに不足感のある教材もいくつかあると感じました。
よって、筆者がキャリア技能士の試験を受けて利用した対策方法のうち、役立ったもの/役立たなかったものをご紹介したいと思います。
個人的主観を含みますが、役に立った対策法は十分にご参考いただき、役に立たなかったと筆者が感じた方法はあくまでご参考としてお取り扱いいただけると良いかと思います
まずは結論です。
対策する上で非常に役に立った対策法・教材は次の3つです。
合格を近づける対策法・教材
- キャリアライフの想定ロープレ逐語録(10,000円)
- オープンチャットの無料ロープレ
- 2級技能士によるロープレ・フィードバック(約6,000円/回)
キャリアライフの想定ロープレ逐語録
何よりもロープレと他者からの有益なフィードバックがスキル向上には重要です。
とはいえ、いきなり丸腰でロープレに臨むのは気が引けると思います。
そこでお勧めしたいのが、キャリアライフの想定ロープレ逐語録です。
有料にはなりますが、こちらには、受験票に記載されたケース5つに対して、深い洞察と仮説がふんだんに織り込まれており、逐語録を読みことで、本番に近い形でロープレをイメージすることができます。
また作成者は1級技能士の方であり、深掘りポイントや想定した相談者の問題点、キャリアコンサルタントとして捉えた問題が記載されています。
作成者のプロフィール
渋沢栄一翁の故郷である埼玉県深谷市出身、深谷市在住、四書五経などの古典や歴史本、ビジネス関連書籍が好きで、起業家で実業家、何よりも実践家である。 時世の流れを「易経」で捉え、事業活動は渋沢栄一翁の「論語と算盤」が経営理念と行動規範になっている。 道徳心は佐藤一斎先生の「言志四録」に習い、教育者としては吉田松陰翁の「留魂録」が信条。 生き方においては頭山満先生の「大西郷遺訓」を敬愛し、ビジネスマンとしては同じ誕生日でもある松下幸之助氏やアメーバ経営と時間当たり採算を活用した稲盛和夫氏、禅を学んだ後のスティーブ・ジョブズを尊敬している。 政治的な視点は安岡正篤先生や中村天風先生の思想に感銘を受けており、西郷隆盛翁が揮毫していた「敬天愛人」がブログ等ニックネームの由来。 合格率約5%の国家検定職種1級キャリアコンサルティング技能士 ※国家資格キャリアコンサルタント約70,000人の中で約600人(1%以下) 4人の子育てが趣味の「教育お父さん」で『父親ワークライフバランス』を軸にキャリア形成中。 【働く人の成長をデザインし、会社の未来を明るくする】環境作りのご支援をしています。
福島雅史 / 1級キャリアコンサルティング技能士公式Youtube
本質的には受験票記載のケースから詳細を自分で想定しロープレができると良いのですが、それを実施するのは高度なスキルと知見が必要であるため受験生の多くは難しいと考えます。
他者がより質の高いものを作成し提供してくれているのであれば積極的に活用すべきと筆者は考えるため、こちらの対策法を取り入れました
ある程度資料を読み込むことで、受験者同士で実施するロープレ買いに耐えうることができるため、必要に応じて早めに資料を入手することをお勧めします。
オープンチャットの無料ロープレ
そして、ロープレです。
こちらは国キャリの時も筆者が実施し、お薦めさせていただいた方法です
LINEのオープンチャットで「技能士2級」と検索することでいくつか候補が出てきますので、とりあえず全て登録しましょう。
ほぼ毎日ロープレ会が開催されているので、積極的に参加することをお勧めします。
筆者は試験前に合計8回( キャリコン役8回、相談者役7回)ロープレを実施しました。
いくつかロープレ会があるのですが、筆者のスキルが「変わった」のはネコ先生こと、仲村先生がいらっしゃるロープレ会にて模擬ロープレを実施いただいたことです。
幸運にも相談者役、キャリコン役どちらも私がやらせていただき、ネコ先生とロープレする機会がありました。
20分のロープレ。
「相談者役は優しくやりすぎないように、少し考えてわからなければわからないと回答して良い」とおっしゃっていたので、相談者役の筆者はあまり話さないように意識して臨みました。
結果、鋭い問いを受け、気づけば15分ほどで他に話すことがなくなってしまうほど、さまざまな内省や情報整理が進みました
これまでセッションを受けてきて初めての経験だったのでとても驚きましたが、逐語録を起こし「どの問い」で情報が引き出されたのか、「どの伝え返し」で内省が深まったのかなどを徹底的に理解しました。
またネコ先生の口頭試問は、シュロスバーグの4Sの観点を用いて網羅的に具体的な発言と共に整理されており、非常に参考になりました。
また、他の受験生とのロープレも、自身がキャリコンの時のみならず相談者になることも大変勉強になります。
キャリコンの人に迷惑をかけないように相談者役を演じるためには、ある程度相談者のことを真剣に想像する必要があるため、本番での対応力を向上させる上でも大いに役立ちます
また、ここで受けるフィールドバックも大変有用であり、具体のアドバイスのみならず、できたところを褒めてもらうことで本番直前に自信をつけることができます。
筆者はいただいたお褒めの言葉を書き留めて、本番直前に見返すことで、自信を持ち落ち着いて試験に臨むことができました
2級技能士によるロープレ・フィードバック
試験が近づいたり実施されると、受験者でロープレに参加する人が減るため、筆者の場合は、試験前2日は無料ロープレの場がありませんでした。
そこで利用したのがココナラの2級ホルダーによる個別ロープレ&フィードバックです。
2級ホルダーによる個別ロープレを1度でも実施することを強くお勧めします
受験者同士では合っているか/合っていないかわからない、個人の主観によるフィードバックをもらうことがあります。
正解がわからないまま面接のスタイルを確立することになるので、非常に危険です
無料ロープレの場でもホルダーがフィードバックしてくれる機会はありますが、受験する側の参加者が多数いるため断片的なフィードバックになりがちです。
筆者の場合は、面接直前で、目標設定の仕方やキャリアコンサルタントとしての関わり方についてフィードバックをいただき、また本番の雰囲気も知ることができたので、本番は想定内のことしか起きず、ある種デジャヴ状態の中で優位にロープレを進めることができました。
無料ロープレに潜むドリームキラー
ドリームキラーとは本来、夢を持つ人に対して「君には無理、諦めなよ」などといって、夢をあきらめさせようとする人のことを指します。
必ずしも悪意があるわけではないのですが、相手を心配する気持ちや自分と比較してよりできる相手に対して悔しさを持つ人などが、あなたの夢を壊しにくるといった側面もあります。
筆者が実際に無料ロープレの場で遭遇したドリームキラーをご紹介します
悪魔のロープレ
それは筆者が学習を開始してから2回目のロープレに参加したときのこと。
3人1組でロープレを実施したのですが、筆者がまずはキャリコン役、ドリームキラー(仮称: Tさん)、オブザーバー(仮称:Kさん)で開始。
問題なくロープレが進み、後半で筆者が問題点を要約した際、突然Tさんが首を傾げ始めたのです。
当然、要約内容と相談者の思いが必ず一致するわけではないので、違和感を感じたところをお伺いし、再度要約。
するとまたTさんは首を傾げ始めました。
どうやら要約が異なっている模様。
ちなみに筆者はキャリア支援歴5年、普段は経営コンサルとして従事していることもあり、手前味噌にはなりますが、要約には定評があります
そんな私が過去にないくらい、相談者から「要約が違う」と反発を受けてしまったのです。
後のフィードバックでKさん(ドリームキラーではない)からは、とても良くできていたと肯定的なフィードバックをいただきました。
恐怖のフィードバック
そしてドリームキラーであるTさんのフィードバック。
さまざまな指摘を受け、納得できない部分もありましたがそこは真摯に受け止め次回に生かそうと筆者は思いました。
肝心の、首を傾げていた理由について尋ねると、Tさんは私に「何度も言い間違いをしていた」と指摘をしてきたのです。
詳しく聞くと、Tさんは「迷っている」と発言していたのですが、筆者はそれを「悩んでいる」「不安に思っている」「どうしようかなと思っている」などの言葉を使っていたため「間違っている」と判断したそうです。
言いたいことはわかりますが、全く同じ言葉を使わずとも、文脈から同様の意味であることは自明でありオブザーバーのKさんも「Tさんのフィードバックがよくわからない」とおっしゃっていました。
その後もこれまで、それ以降も一度も受けたことのないTさん我流の観点に基づくダメ出しを喰らいました。
流石に筆者も大人ですから、ありがとうございますと真摯に受け取り、流石に良いところもフィードバックがあるだろうと思って「よかったことは何かありますか」と聞きました。
するとあれだけダメ出しの時は流暢だったTさんが黙り込み、数秒後に「発言は明確ですよね」と一言だけ言ったのです。
おそらく、Tさんは初めから筆者の良いところを見ようとはせず、どこを指摘できるかという観点で相談者役をやっていたのだと想像します。
Tさんによるロープレ
ここまで多くの指摘をしてくださるのだから、さぞかしロープレがお上手なのだろうと思い、Tさんのロープレをオブザーバーとして参加させていただきました。
するとTさんは同じことの繰り返しで展開が一切できず、何か事前に用意したメモをひたすら見ながらキャリコン役を演じていたのです。
後の相談者からのフィードバックでも、「何も気づきは得られなかった」と辛辣なフィードバックをもらっていました。
Tさんの筆者に対するダメ出しはなんだったのだろうかと思いましたが、受験者のフィードバックを鵜呑みにすることの危険性を身をもって体感しました
聞くとTさんは何度かキャリア技能士2級にチャレンジされており、毎回うまくいっていないということでした。
以下は筆者の完全な想像ですが、無料ロープレのオープンチャットにほぼ初参加、初受験、若者の筆者が参加し、いい感じにロープレをこなすので粗探しに走ったのではないかと考えています。
真偽の程はわかりませんが、このような不毛なやり取りに影響を受ける必要はありません。
気持ちを切り替えて合格に向けて着々と実力をつけていきましょう。
そう言った意味でも2級ホルダーのフィードバックを受ける機会は積極的に設けるべきです
個人的に役に立たなかった対策法・教材
筆者には合わなかった対策法・教材
- L○Cキャリア技能士2級実技対策(24,000円)
- キャリコン○Cの想定ケース(無料)
- まんだ○てれおの逐語録(13,000円)
批判する意図はないため、”○”を用いて具体名は伏せさせていただきます
次に、個人的には役に立たなかった対策法についてです。
L○Cキャリア技能士2級実技対策
L○Cは動画にて過去の出題ケースに関わるロープレと技能士1級による解説を提供しています。
筆者の主観ですが、まず、収録されているロープレは模範ロープレではなく受験生が陥りやすいミスを織り込んだロープレであるので、正解がわかりません。
これでは大学試験で答えがわからないまま、ひたすら模試を解いているのと同じです。
技能士1級による解説付きとはいうものの、体系的な技術解説というよりかは感覚的な要素が強く再現性が低いと感じました。
何より、ロープレで「ここが間違っているところなので、こうするべき」といった明確な示唆出しがないため、なんとなくわかったつもりにはなりますが、いざ自分が実践できるかというと甚だ疑問です。
最初筆者はこのLECだけ利用していたため、他の方のロープレは先述した役に立った対策法に触れたときに、レベルの違いに驚愕しました。
キャリコン○Cの想定ケース
また、キャリコン○Cでは、無料で出題ケースを元に事前に調べておくと良いポイントや相談者について気になること、深掘りポイントを解説してくれています。
そもそものコンセプトが異なるので、「役に立たない」とは言い切れないのですが、筆者の感覚としてはふわっと情報が投げられ、それをどう処理するかについては具体的に語られていないため、試験対策には至りません。
コンセプトとしては、受験生に気になる観点を与え、それを自分で調べたり考えたりすることで、対策になるというものだと想像しますので、それは良いと思いつつ、限られた時間の中で効率的に学習をしたい方にはあまりお勧めではないかと思います。
無料なのでYouTubeを見てみても良いと思いますが、貴重な学習時間を費やすことになりますので、その学習効果はきちんと吟味すべきです。
まんだ○てれおの逐語録
さらに、まんだ○てれおの逐語録セット。
こちらはまず、面接試験の最も早い日よりも遅れて逐語録(紙)が送付されました。
諸事情で書類送付が遅れるとメールで連絡があると同時に、最も早い試験日にPDFで逐語録と音声がメールで展開されましたが、タイミングとしては遅いのかなと感じました。
また重要な中身ですが、どれもリアリティがなく、内容が薄いため、仮に逐語録の内容や解説を理解しても試験合格レベルに達するのは至難の業だと感じました。
実際に面接を受けて思いますが、相談者は色々考え、行動した上でそれでも悩んで相談に来ているので、本番のケースではもっと複雑です。
まんだ○てれおの逐語録だけでは、対応することが難しいと率直に感じました。
具体的な学習内容
筆者が2週間で実際に実施した学習方法をご紹介いたします。
忙しい方、時間がなくて面接対策の時間があまり確保できていない方のご参考になれば幸いです
試験2週間前
役に立たなかった教材として記載したL○Cの動画を一通り見て流れを理解しました。
面接対策を始めた当初は「あーこんなものか」と思っていましたが、先に述べた通り、LECの動画は本番のロープレとはかけ離れているので参考になりませんでした
試験1週間前
そろそろ重たい腰を上げロープレ会に参加。
2級対策仕様の筆者ではなくいつもの筆者で臨んだため、ロープレはいい感じにできるものの口頭試問の正解がわからずもやもや。
そこで、お勧め教材に挙げた「キャリアライフの想定ロープレ逐語録」を購入、読み込むことで本番に近いロープレの流れを習得。
これをもって残りの期間ほぼ毎日ロープレに参加。
毎日大体20:00-23:00で実施されるので根気強くロープレを実施しブラッシュアップしていきます。
これは筆者が実際に感じたことなのですが、ロープレに参加すれば参加するほど、質と自信が明確に向上します
どれだけロープレに参加し、ブラッシュアップできるかが勝負だと感じます。
また、筆者の場合、先ほど述べたネコ先生の模範ロープレの逐語録読み合わせ、毎日必ず1回はリスニングを行い自身のスキルとして血肉化しました。
試験前日
ココナラを利用し、2級技能士によるロープレ・フィードバックを実施いただきました。
内容は前述のとおりです。
最後に、「このレベルであればあとは本番落ち着いて臨むことができれば問題ない」とお墨付きをいただいたことが更なる自信につながりました。
また、受験票記載の5つのケースに関する洞察や深掘りポイントについて、「キャリアライフの想定ロープレ逐語録」に一通り目を通しました。
翌日朝から試験であったため12時ごろには就寝しました。
試験本番
当日は10:40開場あったため、開場近くのカフェに8時半に到着。
ネコ先生のロープレを逐語録を見ながら3周ほど復習。
「キャリアライフの想定ロープレ逐語録」記載の目標設定、深掘りポイントに目を通しました。
カフェが寒かったことに加え、朝からあまり声を出していなかったので、10:00過ぎにカフェを出ました。
30分ほど外を歩きながら、ネコ先生のロープレを、自分がネコ先生になりきりキャリコンとしての発言をシャドーイング。
シャドーイングとは英語学習でよく用いられる手法ですが、音を聴いた直後に発音することを指します
開場と同時に試験場に入室しました。
試験の様子
午前中の部でしたが、会場には30名ほどの受験者がいました。
最初に15名ほどが呼ばれ面接実施、後半組は30分ほど待機したのちに面接実施。
必須は後半組だったのですが、その間もすかさずネコ先生の逐語録を見返しつつ、問いかけや伝え返しのフレーズについて復習を重ねていました。
面接試験の所感
緊張はややしましたが、当日は相談者が何に悩んでいるのか、どのような方向性を見出すことで相談者が前を向いていけるかにフォーカスして面談を実施しました。
時計がアナログであったので時間が読みづらかったのですが、20分のうち19分ほどで目標・方策の合意までできました。
相談者役の方も優しい方で終始和やかな雰囲気で面談を終えることができました。
口頭試問も終始冷静に回答することができ、試験管も笑顔で頷いてくれました。
キャリア技能士試験に関する噂
ロープレ会に参加する中で、何度か試験を受けたことのある人に出会し、人によってはこうすると受かる、これをしないと減点らしい、などの情報をくれます。
信じる必要はないと思いますが、ご参考までに筆者が聞いた噂をこちらに記します。
受験生の間で飛び交う噂
- 裏話を引き出せると合格の可能性が高い
- 椅子の角度を直さないと減点
- 5つのケースのうち20代がある場合は出題される確率が低い
- 試験官2人のうち、1人は公認心理士、1人は技能士1級
裏話を引き出せると合格の可能性が高い
実際に筆者が聞いたのは「実は1000万円の借金がある」と言った内容です。
こちらは怪しいと考えています。
内省や気づきを促した結果、裏話が出てくる可能性はありますが、裏話を引き出すあまりに相談者にまっすぐ向き合うことをおろそかにすることは避けたいです。
椅子の角度を直さないと減点
椅子の角度は直した方が良いと思います。
といいますか、椅子の角度を直さないと相談者と話す際に体を捻る必要がありぎこちなくなります。
相談者に向き合う姿勢があれば自然と椅子の角度は調整することになると思いますが、角度を調整しない場合に減点につながるか否かは定かではありません。
5つのケースのうち20代がある場合は出題される確率が低い
キャリア技能士ホルダーに20代は低いので学生のケースは出題されにくい。
ある種正しいと思いますが、出題ケースに山を張ることは避けたいです。
本質的にはどんな人が来ても熟練したキャリア支援者として対峙することが求められますので、あまり気にしなくて良いでしょう。
また仮に20代の技能士ホルダーが少ないことを受け入れたとして、今回は試験なのでケースに出てくる人物を忠実に再現することは求められています。
あまりにも年齢が離れていては没入感を損なう可能性もありますが、30代が学生役を演じることだってあるのです。
なので、5つのケースどれが出題されても落ち着いて相談者に向き合えるように入念な準備を行いましょう。
試験官2人のうち、1人は公認心理士、1人は技能士1級
こちらは技能士2級の方の情報であり、信ぴょう性が高いと感じます。
ここでのメッセージとしては、心理のプロが見ている中で、面談でできなかったとこを口頭試問でできたと言い張ることに意味がないということです。
客観的に出来にできたこと、できなかったことを述べられるようにしましょう。
まとめ
キャリアコンサルタント技能士2級の試験は、その難易度と準備の大変さから、多くの受験生にとって大きな挑戦です。
しかし、限られた時間とリソースの中で効率的に学習し、適切な対策を講じることで、短期間での合格も十分に可能です。
本記事では、筆者の実体験を基に、2週間という短い期間で試験に合格するために役立った教材や学習法、具体的なロープレ回数などを紹介しました。
特に重要なのは、実践的なロープレを繰り返し行い、自身のスキルを磨くことと、試験の形式に慣れることです。
また、役に立たなかった教材についても触れることで、受験生が無駄な時間やエネルギーを費やさずに済むように工夫しました。
効率的な学習計画を立て、自分に合った教材を選び、実践的な対策を取ることが、短期間での合格の鍵となります。
この記事が、キャリアコンサルタント技能士2級の試験を目指す皆さんにとって、少しでも参考になり、合格への一助となれば幸いです。
試験に向けた努力は必ず報われます。
皆さんの健闘を心から応援しています。