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自己分析 の内容を構造的に職歴書・志望動機書に落とし込むにはどのようにしたらよいか:①なぜその業界・職種なのか(Why)2/2

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前回の記事では、ポイント①:なぜその業界・職種なのか(Why)について、顧客貢献志向その業界・企業である必然性実体験の3点を意識して語ることの重要性について触れました。

ポイント①の結論に至るロジック

今回は、より具体的かつロジカルにストラクチャーを構築する考え方についてご紹介させて頂きます。

前提:どんな軸で現職を選んだのか

新卒就職を狙う方であれば、なぜその大学なのか、なぜその専門なのかといった観点でも良いかと思います。

重要なのは、何かを決断する際のあなたの軸を明示することです。

あなたの全ての行動は、あなたによって一つ一つ決断されています。

ここには正解はないので、あなたが何を思ってその軸を選んだのかを語ることが重要です。

例えば私の場合、1社目に入社を決めた理由は次の3つです。

  • 日本製品に対する誇り、それを世界に広めたいという使命感(A業界を選んだ理由①)
  • 父の影響(A業界を選んだ理由②)
  • 20代でも海外出向機会がある環境(その中でも特にB社を選んだ理由)

さらにそれぞれの要素を深掘りしていきます。

「20代でも海外出向機会がある環境」を例にとると

  • 新卒で就職活動を始めた当初から、海外で勝負をしたいという気持ちを強く持っていた
  • 大学時に経験した交換留学で、バックグラウンドや文化の異なる優秀な学生と交流することで自らの未熟さを痛感
    ⇒ 自分とは違う世界(海外)のアグレッシブな人材と切磋琢磨することが自身のモチベーションの一つとなっていた
  • A業界の中でもCの分野は日本が世界をリードしている分野の1つであり、世界への貢献度が高く海外との関わりが頻繁にあると認識
  • その中でも特に、A社は若手でも成果を出し評価さえされれば、早い段階で海外勤務のチャンスがあるため、A社をファーストキャリアとして選んだ

といった具合に伝えたい内容を構造化していきます。

現職の業務内容(どんなことをやっているのか)

次に、時間軸を現在に移し、今の業務について整理していきます。

可能な限り、転職先の希望業界や企業でも活かせるスキルに関連する業務を優先度高く選びましょう。

誰に対してどんな貢献ができているのか(どこまでは叶っているのか)

現職での貢献ポイントをまとめます。

ここでも顧客視点が重要です。

顧客のどのような困りごと、課題に対して貢献ができているかを意識しましょう。

この際に、企業としての貢献ポイントではなく、あなた個人としての貢献ポイントを考えたいです。

企業があなたを採用する理由を伝えてあげるイメージです。

例えば、

ISOXXXXX(世界標準)に準じた安全な製品設計をサポートすることを目的に、ワークショップを開催しファシリテーターとして顧客要求整理、自社の提供価値を定義した。

といった具合に、業務の中での自らの役割にフォーカスして語ります。

その中でより俯瞰した経営視点や顧客志向で捉えた時に、具体的にどんな課題を解決する必要があると思ったのか

キャリアアップを目指す際には、与えられたポジションより1つ2つ上の視点で業務にあたっていることをアピールできると印象が良いです。

そこで、日常業務から一歩離れ、よりマクロな視点で課題を捉えてみます。

日常業務から離れた視点で物事を語るので、現職の立ち位置/範疇では解決が困難な内容になります。

そして、その様に感じた具体的なエピソードを語ります。

自社ではなぜそれが実現できないのか?(現職と転職先の違いの理解)

この際に重要なのが、ネガティブトーンではなく、悔しさやもどかしさのニュアンスを織り込むことです。

自分ではこのように行動した(している)のだが、会社の制度や社風、業界の特性上、〇〇のような状況に直面しており悔しさを感じている。

のように、自身として努力しているのだが今の状況では改善ができない、もしくは改善するのに時間がかかるといった件店を盛り込みます。

なぜ志望業界、志望企業だとそれが実現できると思うのか?(その業界、企業だからこそできることの理解)

全ての内容はここに着地するためにあります。

これまでの内容がきちんと整理できていれば、志望業界や志望企業への転職意欲は単なる思い付きや憧れではなく、地に足就いた考えに基づいて実行されていることが証明できます。

これまでの全内容を書き出し整理するには、現職、志望業界、志望企業を深く理解している必要があります。


私は3社目で業界を変えましたが、正直ネットに落ちているような情報では職歴書や志望動機書の内容が薄っぺらになりがちでした。

ある程度の基礎情報をネットで入手したら、実際にその業界で働く人へコンタクトし会話することをお勧めします。

近くにその様な方がいない場合は、セミナーに参加する等して業界理解、企業理解を進めましょう。

自己分析 の内容を構造的に職歴書・志望動機書に落とし込むにはどのようにしたらよいか②に続く。

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