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TOEIC 850点だった私が半年で TOEIC 925点に到達した道のり(Reading編)

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こちらの記事で TOEIC Listening学習に関する内容をご紹介いたしました。

今回は TOEIC のもう一つの構成要素である、Reading編です。

(本ページは一部プロモーションが含まれています)

Readingの学習

Readingは大きく分けて2パターン;単語&文法(パート5、6)、読解(パート6、7)があります。

それぞれどのように対策したかご紹介したいと思います。

単語:質の良い単語帳1冊を徹底的にやりこむ

いくつかの単語帳を使うのと、1つの単語帳を使うのでは後者の方が効率が良いと考えます。

そもそも単語帳のみで TOEIC に出てくるすべての単語を網羅することはできませんので、ポイントは如何に1つの単語帳を9割近く暗記し、単語帳以外で分からない単語を潰しこむことにシフトするかが重要だからです。

私はTOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ) 、通称「金フレ」を使いました。

金フレを使った理由は、多くの TOEIC 900オーバーの方が使われておりオススメされていたためです。

単語帳はある程度の質が担保されているものであれば、単語帳による学習効率の差はそこまで大きくないので、これを覚えればある程度試験本番で対応できるといった納得感が、単語帳を選ぶ上で大切ン位なってきます。

金フレは高速で何周も回しました。

忘れること前提で、忘れた単語を思い出すことにフォーカスしました。

単語を思い出すプロセスやトリガーが身についてくれば、試験で単語が出てきた際にプロセスやトリガーをもとに単語のイメージを思い出すだけでよいので、脳への負荷が減ると思います。

どうしても覚えられない単語や模試で出てきて政界を導く上でキーとなる単語で意味が分からなかった単語などは、私はカードを使い覚えました。

筆者が実際に使用していた単語カード

表の上部に英単語、下部に英単語を用いた例文を記載し、裏に例文の日本語訳を記載。

このようにすることで、単語から日本語訳を直でつなぐのではなく、①②の流れで段階的にヒントを得ながら意味を理解することができます。

このプロセスが、試験本番で単語を思いだす上で私にはあっていました。

①まず英単語を見て意味が分かるか
②英単語だけみて意味が分からなければ、英語の例文を見て意味が想像できるか

初めは①②のステップを踏んでいた単語たちも何度か繰り返すたびに①を見ただけで意味が分かるようになってきます。

山積みになった単語カードたち

このカードは常に持ち歩き会社の休み時間や、起床時、就寝時の隙間時間に見返していました。

覚えた単語は空箱に投げ入れていました。

覚えた単語カード入れ

文法:毎日問題集を1周以上回す

文法も単語と同じで知っているかどうかで正答率が変わるので、 TOEIC で問われるポイントに絞って文法を頭に入れました。

使用した教材は「新TOEIC TEST 文法特急2 急所アタック編」です。

この問題集を正解の選択肢がなぜ正解か、間違いの選択肢がなぜ間違いなのか言えるくらいまで徹底的にやりこみます。

最初は1周するのに時間がかかりますが、毎日解いていると正解できるのはもちろん、正解に至るまでのロジックが身につくので、試験本番でスピーディーに問題を解くことに繋がります。

単語&文法問題を時間をかけずに精度高く解くことで、より読解に時間を回すことができるので、個々の炉余裕にもつながり、試験全体に良い効果をもたらしてくれます。

試験前までに、単語と文法はラッキー問題と言えるくらいになると、安定した精神状態でTEIC900を目指すことができます。

読解:良問を毎日最低1問は解く

読解の対策は最も時間がかかりました。

これは英語の勘を身につける必要がある為です。

継続して過去問の長文を読み、分からない単語を拾ったり、解説を読んで正解の根拠となる部分を理解し次回から自分の目でその部分を探すことができるようにセンサーの勘所を身につける必要があります。

私は以下のような過去問を大いに活用しました。

「TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編」

「公式TOEIC Listening & Reading 問題集 5」

ここはある程度量が必要となってきますし、Listening含めその他の分野に比べて短期的に効果が見えづらい分野であるので、もやもや感が募りました。

それでもListeningのシャドーイングや単語暗記などを進めていくと、長文の形式もだいぶ変わってきます。

地道に学習を継続していると、ある日突然視界が広がって正答率が上がる感覚を得ました

私の戦略では、長文の正答率100%はマストでなかったので、いかに簡単な問題を落とさないかに注力し、難易度の高い設問は最悪飛ばす、くらいの覚悟で臨んでいました。

もし私が TOEIC 990点を目指すのであれば、この読解部分を詰めて対策をする必要があると思いますが、 TOEIC 900越えを狙う上では設問タイプにより取捨選択することも必要ですので、戦略的に読解に掛ける時間のウェイトを下げ、その分ほかの分野で高得点を採れるように学習を進めました。


以上が実際に私が TOEIC 900を超える上で、実践した学習法です。

就職時、転職時の TOEIC の役割は、英語に抵抗がないことを示す分かりやすいタグだと私は考えています。

実際私も TOEIC の点数を書類に書いただけで、「英語は問題ないですね」と採用担当者から何度も言われました。

世の中には英語ができないとチャンスが狭まることが往々にしております。

英語力を可視化する上でも TOEIC は有効です。

私が学習においてもっとも重要且つ困難だった点は、継続する力とそのために必要なモチベーションのキープです。

対策をして万全の態勢で臨んだ試験で2度も895点を取った時には、もうあきらめようかと思いました。

でもその度になぜ自分がその目標を達成しなければならないのかといった目的に立ち返り、自身を奮い立たせていました。

TOEIC の学習を進める際に最も重要なのは目的の明確化です。

目的が明確でないと途中で心が折れてしまうことがあります。

人は弱い生き物なので心が折れかかることは実は良くありますが、その度に立ち上がることのできる人間は強い目的意識とそれを達成する使命を心に宿していると思います。

TOEIC 900を超えたとき一番に感じたのは、自分がこれまであきらめてきた目標はきっと目標手前までいっていたにもかかわらず、それが手前だと分からない為に途中であきらめていたんだな、ということです。

暗いトンネルの中で走っていると終わりが見えないことが常ですが、出口は突然現れるものです。

それはもしかしたら今の皆さんにとってその出口は、1歩先、いえ、半歩先にあるのかもしれません。

皆さんもぜひ諦めることなく、目標達成を実現されてください。

TOEICの学習に関するお困りごとや相談はいつでも対応させて頂きます。

TOEICに留まることなく、次の試験やキャリアデザインを視野に入れ日々努力できるお手伝いをさせて頂けたらと考えています。

欧州で受験したTOEICの結果

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