コンサル業界

コンサルとしてのキャリアとポストコンサルのキャリア

eye-catch

コンサルとして今後どうしていきたいのか。

少しずつ業務に慣れてきて、ふと自身のキャリアを考えることが増えてきました。

このままコンサルを続ける場合、ある業界やファンクションを深く突き詰めてその道のスペシャリストとしてキャリアを歩むのか。

もしくは、幅広い業界やファンクションを経験し、広領域に精通した人材として価値を出すのか。

はたまた、コンサルから他業種へ活躍の場を移すのか。

...本当に悩みます。

これまでこのブログでは、読者の方に役立つ情報やツールを主に紹介してきました。

従い、自身の思いをつらつらと書くことは控えていました。

しかしこれまで数十名の方の転職や書類添削のご支援をさせていただく中で、意志ある人は常に悩み行動していること強く感じました。

一見輝かしいと思われるコンサルですが、そんな中でも感じるリアルな悩みを私が共有することで、誰かの思考の整理や自信を取り戻す一助になればと思い、自身の感情を少しずつこのブログでも書き留めていけたらなと考えています。

転職市場での自己価値検証や情報報収集の際には、次のような転職エージェントさんと面談をさせてもらうことが多いです。

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また、こちらに登録することでヘッドハンターと直接お話しする機会を得ることができます。

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(本ページは一部プロモーションが含まれています)

ポストコンサルの方向性

悩み始めてから数週間、数人のヘッドハンターと面談を行いました。

すぐに転職をする気はありませんが、自身のキャリアがどのように評価され(る可能性があるのか)、市場でどのようなジョブの需要があるか知りたいと思ったからです。

結論、ポストコンサルのパターンとしては以下が主流のようです。

ポストコンサルの道3つ

  1. 他コンサルファーム
  2. 事業会社の企画部
  3. ベンチャーでCXO

他コンサルファーム

某ヘッドハンターさん曰く、総合ファーム間での人材流動は頻繁に行われているようです。

特にBig4と呼ばれる(EY/PwC/Deloitte/KPMG)内での転職は頻繁に行われています。

その主な動機としては、前職では下流に携わっていたものの、より上流に関わるために新しいファームでそのポジションに就くことが挙げられます。

同じファーム内で移動すればよいのではないかと思いましたが、よくよく話を聞くと、1つのファーム内で暫くプロジェクトに参画すると良くも悪くも業界やクライアントのカラーが付くため、中々異動が思うようにできない現実があるようです。

そのような場合に他ファームへ移ることでコンサル経験者ということで希望の職種に就けたり、年収UPが期待されたりするようです。

事実、私の同僚や上司のなかでも、もともとBig4のある会社から来た人、Big4の1企業へ転職した人は数多く存在しています。

事業部の企画部

これは私もしっくり来たのですが、事業部の企画部への転職。

コンサルに従事していると、戦略策定から実行・導入まで実施する案件でも、導入の最終局面(クライアントが自走できる事の確証を得るまで)はクライアントに任せることが少なくありません。

それにはクライアントのバジェットだったりプロジェクト期間だったり様々な要因があるのですが、私もその様なケースに直面した際には、どこか提供価値を最大化できていないもやもや感にさいなまれました。

そこで、施策検討から実行・導入までハンズオンでやり切るという点で、事業会社の企画部に転職しコンサルで培ったスキルや経験を発揮する人も一定数いるようです。

事業会社へ転職の場合、ポジションが大きく上がらない限り給料の面では年収が下がる可能性がありますが、それでも自身のやりたい・やるべきことを貫くという意味で、ポストコンサルのキャリアとして事業会社への転職を選択しています。

ベンチャーでCXO

多くのケース、ベンチャー企業ではより即戦力が求められますので、その点でコンサルスキルを歓迎する企業が多いようです。

コンサルとしても、コンパクトな組織でスピード感持って実際に自分の裁量でプロジェクトを動かす経験を欲している人材も多くいます。

私の所属するファームでも毎月、卒業メール(退職のご挨拶メール)で次の活躍の場としてベンチャーでのCTOやCMO等を選択されている方をちらほらみかけました。

私も、ベンチャーに勤務する知人から転職のお誘いを受け取ったことがありますが、小さな組織で泥臭くでも裁量をもって0→1をリードできる環境は魅力的に映りました。

コンサルタントとしてのキャリア

転職せずとも、自分の意思と能力次第で実に幅広い領域に関わることのできるコンサルは、その選択肢の多さからキャリアに悩むことも多いと思います。

私もその一人です。

これまで一貫して自動車業界に携わってきたので、会社としては自動車業界でその知見を発揮して欲しいと言われることもあります。

一方で、特定領域にのみ長年携わってると気づいたときには「その業界しか知らない」ということが起こり得るのではないかという恐怖心に襲われます。

とくに自動車業界ではCASEと呼ばれる大革新が起きている中で、自動車業界のことだけ理解していては到底太刀打ちできません。

そんな中で、現在参画しているプロジェクトを完遂した暁にはその他業界のプロジェクトに挑戦しようとも考えています。

先日上司にキャリアの方向性について相談する機会を作ってもらい、私の悩みを打ち明けました。

結論、今のプロジェクトに集中しつつ、プロモーション(昇進)も見据えながら自動車業界に軸足を置きながら他業界のプロジェクトも掛け持ちで関わることで業界知識を広げるのはどうかと打診がありました。

例えば自動車メーカーの課題を解決する際に、その解決方法が自動車産業に存在しないケースは往々にしてある。

その際に、他業界の知見を持った人とコラボすることは必須であり、その都度、自身の他業界知識を広げたり経験値を上げたりする事に繋がる。

様々な業界に手を広げすぎると専門性が身につかないリスクもある。

今は、交渉・契約から納品まで一連の流れを成し遂げる経験を得る方が、今後マネジメントになることを考えると有意義ではないかとアドバイスをもらいました。

そういえば、同じような話をヘッドハンターからされたことがありました。

私が人事系に興味がありその勉強もしているとふと相談した際に、そのヘッドハンターは、人事コンサルや人材派遣会社に転職するのも手だが、今の所属企業でも人事系に携わることができるのではないかと。

具体的にはマネージャー以上であれば部下が存在するので、彼ら・彼女らのピープルマネジメントを通じてその様なスキルは構築可能。

なるほど、と思いました。

先の上司の話にある通り、ありがたいことにコンサルという業界は部分部分で自身のスキルや経験を拡張させる場面や人へのタッチポイントが存在するので、まずは数年腰を据えて邁進することも大いに有効であると納得しました。

結論:最終的な身の振り方は継続して模索し続けるも、まずは数年かけて一連のコンサルワークをやり切る

キャリアに関する悩みは尽きませんが、常に考え続けることは自身のありたい姿を実現する上では必要なアクションです。

皆さんにオススメなのは、ヘッドハンターや転職エージェントさんと定期的に会話し、転職市場の最新情報や他人材と比較した際の自身の位置づけを把握することです。

転職する気のない人がヘッドハンターや転職エージェントさんと話すことで彼ら・彼女らの時間を無駄に奪うだけではないかと気が引けることも理解できます。

私も同じような感覚を持っていましたが、直接ヘッドハンターに問うてみたところ、ヘッドハンターとしても悩みポイントやポテンシャル転職者の考え方などを理解できるので長期的なメリットはあるとのことでした。

また相談者側の付随的なメリットとしては、一度関係を構築しておくことで興味のある業界や企業のセミナーに招待されることが挙げられます。

一般公開されていないセミナーに参加することで業界知識を深めることが可能です。

長期視点で「自分が何をしたいのか」「どんな環境で活躍したいのか」を考えつつ、直近では目の前のプロジェクトに全身全霊で臨み一連のコンサルワークを経験することが、コンサルでの経験を活かして将来自身のありたい姿で活躍する近道なのかもしれません。

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