キャリアアップ

【ヘッドハンティング】アメリカ最大級の保険・金融サービス機関の支社長と面談した話

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悩んでいる人
ヘッドハンティングのプロセスについて知りたい。面談ではどんな質問がされるのかな。

そんな疑問にお答えします。

今回はアメリカ最大級の保険・金融サービス機関を仮に『P社』と呼びましょう

結論:P社の場合、支社長面談は約1時間半で、基本的に支社長のお話をお伺いします。転職意思は問わないですが、ある程度明確な目的がないとただただ時間が過ぎてしまうので、「〇〇の情報を取りに行く」等の目的を持ち、予め質問事項は用意していくことをオススメします。

本記事の内容

  • ヘッドハンティングの選考フロー
  • 面談の流れ

本記事の信頼性

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Taka

この記事を書いている私は、

  • 海外MBA進学・2度の転職経験をもとに自身が所属する香港の団体でキャリア相談を実施
  • SNSを通じてES・履歴書・職歴書・志望動機書に関するキャリアサポートを実施
  • ドイツ勤務、外資系メーカーへの転職を経て、現在は外資系コンサルティングファームでビジネスコンサルタント職に従事

(本ページは一部プロモーションが含まれています)

支社長面談の位置づけ

スカウトマンである所長面談の次に通るのがこの支社長面談です。

P社の採用プロセスの第二段階であり、CIPと呼ばれています。(キャリア・インフォメーション・プログラム)

  1. ヘッドハンティングのお誘い
  2. 所長面談
  3. CIP#1←今回
  4. CIP#2
  5. CIP#3
  6. 役員面接(複数回)
  7. エリア長による最終面接

所長面談の様子はこちらで紹介しておりますのでご参考ください。

CIPの前後に前回お会いした所長との簡単な面談があります。

面談前には本日の参加にあたり私のスタンスを確認、面談後にはCIPの感想を聞かれます。

支社長面談の最初にCIPの目的を伝えられます。

  • 採用審査
  • 参加者にキャリアで活かすことのできる何かしらの気付きを与える事

私の場合は、「業界を跨いだ方と情報交換することと支社長になられる方の資質を知りたくて参加した」と伝えました。

CIPに参加した理由

1つ前のステップである所長面談に参加した際と同様、私に転職意思はありません。

参加した目的はただ一つ。

CIPの3回目に開示されると噂される、P社の誇る営業ノウハウ『ブルーブック』の内容を見てみたかったからです。

ただそのブルーブックは最後まで選考を進んだ優秀な人材のみに一部開示されるものですので、CIP1回目である今回は支社長の資質や仕事に対する考え方について理解を深めたいとの思いで参加しました。

CIPの内容

驚くべきことに、CIP1時間半の内1時間25分は支社長のお話しをお伺いすることでした。

  • 所要時間:1時間半
  • 場所:P社オフィス

途中途中でわずかな発言はできたものの、基本的には支社長によるプレゼンに耳を傾けている状態でした。

因みにCIP参加前にプロフィールシートを記入し提出する様依頼されます。

一般的な履歴書と同じですが、部活動の欄が個別に設けられているあたりから体育会色がうかがえました。

1時間半の内訳

  1. 支社長がP社に入社したきっかけ(20分)
  2. 保険会社・P社の存在意義(30分)
  3. 支社長が考える理想的な職場環境(35分)
  4. 今回の感想・支社長に対する質問(5分)

支社長がP社に入社したきっかけ

支社長がP社に入社するきっかけとなった出来事をいくつかあげ、それらが自身の価値観にどのような影響を与えたのか。

そこで気づいた新たな価値観をなぜP社で実現できるのかについてお話があります。

この際に支社長が経験した出来事とそこでの気づきについて、私も同様の経験をしていたので是非支社長と共有したかったのですが、お時間がないのか会話のテンポが落ちることはなく私が発言するスキはないように感じました。

保険会社・P社の存在意義

保険の重要性や存在意義についてのお話に入る前に、5分ほどのビデオを見せられました。

内容は伏せますがこのビデオで言いたいのは、保険は自分のためではなく、自分が亡くなった後のことを考え他人に残すために購入する商品であること。

そして人生で支払う金額は数百万から数千万に及び日本では多くの人が保険に入っている。

...にもかかわらず、ほとんどの人が保険の内容をきちんと理解できていない(説明を受けていない)ために、万が一のことが発生した際に保険を十分に活用できていない。

そういった事態を改善すべく、P社はお客様のことを第一に考えプロのライフプランナーとして責務を果たしている、といったストーリーです。

支社長が考える理想的な職場環境

日系企業と外資系企業の比較を軸としてP社で仕事をする意義についてお話があります。

CIPを受ける多くの方が日系企業、その中でも金融機関とのことで、そういった方たちに響くような内容だったと思います。

いくら優秀な人材でも正当な評価とそれに見合う環境で働かない限り、収入や成長は大きく伸びない。

P社であれば、年齢に関わらず実力・実績さえあれば青天井に成長することができる。

ちなみにP社の営業で一番稼いでおられる方の年収は、〇億円(一般にサラリーマンの生涯年収と言われる額を少し上回る金額)とのことでした。

私は現在外資系で働いていますし、P社ほどではないものの収入に対しても不満がないため、正直全く響きませんでした。

ただ、CIPを受けれらる方のボリューム層である、日系銀行でバリバリ成果を出されている中堅社員にはドンピシャで刺さるような内容だと感じました。

この話の結論は、仕事に情熱を持って取り組み、情熱のピークを今に持ってくることの大切さ、そしてそれを実現できる環境がP社であるとのことでした。

今回の感想・支社長に対する質問

支社長の話が終わると面談も終わるのような雰囲気がありましたので、私の方から本日の感想と支社長に対する質問をさせていただきました。

恐らく私から何も言わなければ、CIPは終了していたと思います。

最後にCIP2回目の案内があるかなと思いきや、優秀な人材ではないと判断されてしまったのか、転職意思がない人は次に進めない規則なのか分かりませんが、その後お誘いはなく私の選考は終了しました。

まとめ:更なる成長環境を求める実力者はぜひアグレッシブにCIPに臨むべし!

私の場合は転職意思がなかったので選考途中で離脱となりましたが、成長欲が高く現在の職場環境に満足していない方には、非常に良い機会だと思います。

営業のプロ集団であるP社のトップ層とお話しできることは貴重な機会ですし、もし話に共感出来てフルコミッションの世界で挑戦したい方には、持ってこいの環境だと思いました。

今回お会いしたP社の方全員が仕事に情熱を傾け、最速で成長されているのは間違いないと思いますので、そういった方たちとディスカッションすること自体は自分のキャリアを見直すために有効です。

入社意思に関わらずチャンスが巡ってきたらぜひ参加されることをオススメします。

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