キャリアアップ

「転職と副業のかけ算」から学ぶ転職成功の秘訣

皆さんこんにちは。

転職と副業、これからのキャリアにおいては単なる足し算ではなく、かけ算が必要です。

そこで、今回は書籍「転職と副業のかけ算」を題材に、成功する転職活動のノウハウをご紹介いたします。

終身雇用の崩壊、企業の安定が揺らぐ中、自らの力で稼ぐ力がますます重要になっています。

記事を通じて、効果的な転職術や転職エージェントの活用法、そして書類添削や転職ツールの使い方など、具体的なアクションを学び、理想のキャリアを築く一歩を踏み出しましょう。

こんな方におすすめ

  • 転職を検討している方
  •  
  • 現代社会の変化に対応するために、自らのキャリアを戦略的に構築したい方
  • 転職エージェントを利用することを検討している方
  • キャリアアドバイザーとの連携を通じて、転職活動を成功に導きたい方

 

本記事の信頼性

たか

この記事を書いている私は、

  • 海外MBA進学・2度の転職経験をもとに自身が所属する香港の団体でキャリア相談を実施
  • SNSを通じてES・履歴書・職歴書・志望動機書に関するキャリアサポートを実施(合計30名以上)
  • 大学でキャリア構築に関する講義を実施
  • ドイツ勤務、外資系メーカーへの転職を経て、現在は外資系コンサルティングファームでビジネスコンサルタント職に従事

相談者視点で参加した、ポジウィルの無料カウンセリング体験を含む、キャリア関連のおすすめの無料ツールについてはこちらでまとめています。

(本ページは一部プロモーションが含まれています)

筆者のキャリアサポートを受けて転職を成功した方からいただいた声をこちらにまとめています!

転職と副業の時代

現代社会では、終身雇用や大企業の安定が過去のものとなり、個人が自ら稼ぐ力が求められています。

企業の安定と自身の生存は別問題であり、大手企業でもリストラが発生する現実を考慮する必要があります。

このような時代において、「お金を自ら効率よく稼ぐ力」が重要となります。

参考書籍のを執筆した転職のプロである著者は、自身の貧しい生い立ちと経験から、「お金は自ら稼ぐもの」という考えを持ち、戦略的な市場価値の計算を行えるスキルを身につけました。

また、自己成長と実績の積み重ねを通じて、大手企業だけが安定ではないとの認識を得、自己軸での選択が重要であるとの信念を抱いています。

キャリアの3類型

転職を考える上で、出世によるキャリア、職種のスペシャリスト、業界のスペシャリストの3類型を理解することが重要です。

  1. 出世によるキャリア:マネジメント、エグゼクティブ(経営)を目指す
  2. 職種のスペシャリストを目指すキャリア:コアスキル,専門性を上げる
  3. 業界のスペシャリストを目指すキャリア:業界知識のある有識者になる

自分の目指す方向に基づき、戦略的に進むことが成功のカギとなります。

転職術

転職活動は情報量が鍵となります。無

駄な情報を排除し、理想の年収や求められる能力を把握することで、成功への道が開けます。

自身の市場価値を知り、募集が多い職種に焦点を当てることが重要です。

例えば以下のような情報を集めてみましょう。

  • 理想の年収帯(700万円等)の職種だけを見る
  • 高年収の職業に共通して求められる能力や、市場価値を知る
  • 募集が多い(ニーズが増えている)職種は何か知る

転職エージェントの選定

転職エージェントの種類には様々な特徴があります。

初転職者から経験者まで、自身の状況に合ったエージェントを選ぶことが成功の一環です。

いずれも5分程度で登録でき無料で利用することができるので、情報収集も兼ねて登録してみるとよいでしょう。

エンワールド・ジャパン 

年収1000万円以上の転職ならランスタッド

【アクシスコンサルティング】 

各エージェントの特長を理解し、適切なサポートを受けましょう。

転職エージェントには大きく分けて次のようなタイプが存在ます。

  1. 求人大量収集型:初転職〜2社目転職におすすめ
  2. 一点求人コミット型:2社目以降の転職者におすすめ。業界・企業特化型
  3. 寄り添い相談型:2社目以降の転職者におすすめ
  4. ヘッドハンター型:役職ありハイクラス転職者向け(600万円〜)

転職エージェントを利用する時には、次のような点に注意が必要です。

30・40代は、20代に比べてやや転職が決まりにくいため、エージェントの視点で鑑みた際に、サイトの掲載料・エージェントの紹介料ともに、利益が出にくい構造です。

よって、3・4代特化型サイトが少ないとも言えます。

従い、これらの年齢に差し掛かっている方は、エージェント介さず自力で探していくことも必要です。

志望度の高い企業がある場合には、自社HPから応募することも検討してみましょう。

転職エージェントとは?

転職エージェントとは、転職を検討している方と採用を考えている企業の間に立って、転職成功を支援するサービスのことです。

少しだけ転職エージェントの仕組みに触れておきましょう。

エージェントの中にはRA(リクルーティングアドバイザー)とCA(キャリアアドバイザー)と呼ばれる役割が存在します。

RA(リクルーティングアドバイザー)

RAの業務の流れ(求人依頼〜推薦)

  1. 担当企業から求人の依頼をもらう
  2. 採用ターゲットのすり合わせ(アポ)
  3. 求人票作成
  4. 候補者を待つ
  5. CAから推薦があったら書類を確認し、求めるスキルと合致していれば企業様に推薦、合っていなければお見送り

こちらの情報を元に筆者の経験を交えて作成しています

転職エージェントの一翼を担うリクルーティングアドバイザー(RA)の業務に迫ります。

企業からの求人依頼を受け、採用ターゲットとの打ち合わせから始まります。

求人票の作成を経て、候補者を待つ日々。CA(キャリアアドバイザー)からの推薦があれば、書類選考が始まります。

このプロセスにはRAの厳格な選考と企業の選考が組み合わさり、通過が難しい構造となっています。

RAの業務の流れ(書類通過後〜紹介料発生まで)

  1. 書類通過後面接の日程調整
  2. 一次面接実施
  3. 企業・候補者それぞれからFBを回収し、それぞれに伝える
  4. 一次面接通過後、二次面接の調整
  5. 二次面接実施
  6. 企業、候補者それぞれからFBを回収し、それぞれに伝える
  7. 候補者の意向、他社スケジュールによってはオファー面談を提案
  8. 最終面接合格→内定通知書を発行してもらい、候補者にお送りする
  9. 社承諾のエビデンスフォーマットがあり、これをメールで回収し、企業へこのエビデンスと紹介料請求書を提出

書類通過後は、面接の日程調整から始まります。

一次面接、二次面接と進み、企業と候補者からのフィードバックを伝え合いながら進行します。

最終的な合格後には、内定通知書の発行や社内手続きが待っています。

RAの仕事は洗練されたタイミングと専門的な知識が求められます。

エージェントを介することで、企業と候補者の双方にとってベストなマッチングを目指しています。

紹介料の料率としては、一般的に理論年収の30-35%となっています。

理論年収が300万の方を採用するにも105万かかる計算なので、エージェントを介すると、企業様側もRA側も目線が厳しくなりやすいといえます

CA(キャリアアドバイザー)

キャリアアドバイザー(CA)の業務は、以下の流れで進んでいます。

  1. 候補者様がアサインされる(営業、販売サービスなど領域ごとに)
  2. カウンセリング(60分程度)を通じ、候補者様の転職理由、ご経歴、希望をヒアリング
  3. 複数求人票をピックアップしご提案
  4. 気になるところがあれば応募ボタンを押してもらい、応募準備開始
  5. 応募

エージェントの中での応募は、まずRAに推薦することから始まります。

そのため、RA側の書類選考(スクリーニングと呼ばれています)でお見送りとなる場合もあります。

ただ、RA側のお見送りとなっても、候補者様へのお見送り連絡は、「企業様側でお見送りにした」といったニュアンスで書かれることが多いようです。

CA側としては、候補者の希望に沿って応募を促しているため、チャレンジと分かっていても推薦することが必要になる時があります

エージェントを使う企業は、高いお金を払って採用するため、可能な限り工数を減らしたいと考えています。

よって、要件の合わない候補者を推薦すると、RAへの信頼度が下がるとも言えます。

RA側としては、企業様・候補者様の機会損失にならないようになるべく提案も含めて企業に推薦するようにしますが、明らかに要件が合っていない方をCAから推薦されることもあるため、そういった方はRAでお見送りしている現状があるようです。

書類通過後

書類通過後のRAとCAの連携が肝になります。

面接対策についても、企業からのFBをなるべく早く回収して、企業と候補者に対して共有します。

他社スケジュールはどうか、どうすれば企業(RAが担当している)に入社してくれるかの情報連携・すり合わせを綿密に実施します。

エージェント内部のKPI

こちらの情報はあまりネットには載っていません。

筆者がとあるエージェントさんからお伺いした内容です。

あくまで目安としてご参考ください

  • RA側の目標指標:紹介料の合計金額
  • CA側の目標指標:紹介料の合計金額、決定人数

その他、少々生々しいのですが以下のような数値も気にされています。

  • 推薦率:機会損失のないように候補者を提案できているか
  • 書類通過率:企業様のターゲット目線とRA側の目線が合っているか
  • 各面接の通過率:どこに歩留があるのか
  • 決定率:書類通過しても決定率が低いと言うことは、そもそもターゲットが合っていない可能性がある

候補者がエージェントに聞いた方が良いこと

就職活動や転職活動では、エージェントとのコミュニケーションが欠かせませんね。

そこで、エージェントに聞いておくべき質問をまとめました。

自分の未来をしっかりと考え、納得のいく選択をするために、どんどん質問してみましょう!

書類、面接通過の理由・お見送り理由について

エージェントには、書類通過や面接の結果について質問することが重要です。

通過の理由やお見送りの理由を知ることで、次のステップに進む際の準備ができます。

自分の強みや改善点を理解し、次に活かすために積極的に質問してみましょう。

他社との悩みがある場合のオファー面談

他社との比較検討が難しい時、オファー面談を希望することがあります。

エージェントからの提案もありますが、候補者が自ら提案・相談することも大切です。

自分がどの企業で働くかは自分次第。

悩んだら、積極的にエージェントに相談してみましょう!

現場の雰囲気を知りたい時の現場面談・カジュアル面談

新しい環境に飛び込む前に、現場の雰囲気を知りたいですよね。

エージェントからの提案もあれば、候補者主導での提案・相談もOK。

自分が働く環境について納得がいくまで確認しましょう。

どんな風に働くかを想像することで、より良い決断ができます。

年収交渉が必要な場合のエージェント活用

給与面での交渉は難しいもの。

しかし、エージェントを上手に活用すれば、心強いサポートが得られます。

RA(リクルーターアシスタント)も頑張ってくれることでしょう。

1人で交渉するよりも、エージェントを介しての方がスムーズかもしれません。

うまく活用して、理想の条件を手に入れましょう!

エージェントとのコミュニケーションは、自分の未来を決める上で欠かせません。

どんどん質問して、納得のいく選択をしてください。

エージェント利用に関するQ&A

エージェントを使わなくなった時、どうすれば良い?

エージェントを使わなくなった場合は、担当キャリアアドバイザーに一報を入れることが良いでしょう。

円滑なコミュニケーションを心掛け、新たな一歩を踏み出しましょう。

キャリアアドバイザーを変えたい時はどうするの?

キャリアアドバイザーを変更したい場合は、エージェントに連絡し、変更の希望を伝えることができます。

各エージェント会社によって手続きが異なるため、確認してスムーズに変更を行いましょう。

まとめ

転職と副業のかけ算が成功への鍵です。

キャリアアドバイザーと連携し、転職術を磨き、書類添削や転職ツールの使い方を知り、転職エージェントを活用することで、理想のキャリアを手に入れましょう。

成功する転職活動には情報と戦略が不可欠です。

自分の市場価値を知り、キャリアのかけ算で未知の領域に挑戦し、より豊かな人生を築くことが可能です。

今こそ、新しい一歩を踏み出す準備の時です。

成功を目指して、キャリアの舵を切りましょう!

転職についてお悩みの方はお気軽にご連絡ください。

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