Facilitation

質問力 を極めることで議論の活性化を促し問題解決を実現する

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質問力 はファシリテーションを実施するときに限らず、会議や誰かと会話している時にも問われる能力です。

優秀な人ほど的確な質問を行い自身の理解を深めたり、発言者に新たな気付きを与えたりしています。

ファシリテーターにとって質問力とは、議論を活性化するためにとても重要な要素です。

今回はファシリテーターとしての質問力、問題解決ステップをお伝えしたいと思います。

本記事の信頼性

たか

この記事を書いている私は、

  • 海外MBA進学・2度の転職経験をもとに自身が所属する香港の団体でキャリア相談を実施
  • SNSを通じてES・履歴書・職歴書・志望動機書に関するキャリアサポートを実施(20名以上)
  • ドイツ勤務、外資系メーカーへの転職を経て、現在は外資系コンサルティングファームでビジネスコンサルタント職に従事

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良い質問とは

質問の質を決める要素は何でしょうか。

参加者のノウハウを刺激するもの、Closed Question(Yes/Noで答えられるもの)にしない、痛いところを突かない、目的に沿ったもの、参加者が答えることができると想定されるもの等が該当します。

質問はファシリテーターにとって最も強力な武器と言えます。

ファシリテーターが参加者とともに議論、共有、押し、考え、解決策を導き出す際に活用できるツールなのです。

質問を集める技術

Call-up Questionという手法をご紹介します。

やり方は様々ですが、私がファシリテーターを務める際に良く行うのは、参加者で座りながら円になり、ファシリテーターである私がその中心に立ちます。

私は中央をランダムにゆっくり動きながら、各参加者の前に少し近づき質問を投げかけます。

このようにすることで参加者はいつ自分が意見を求められるか分からないので、常に考えながら議論に参加することになります。

意見を求められた際に無言になってしまっては恥ずかしいというプレッシャーが参加者の議論を活性化させます。

重要なのは難しい質問をしないことや、たとえ指名した人が答えられなくても責めないことです。

あくまでCall-up Questionの目的は、ファシリテーターが主となりみんなで意見を出し合う雰囲気づくりを行うことだからです。

質問に答えられないことや間違えることは大した問題ではないのです。

また、ブレーンストーミングも有効です。

これは厄介な課題や神経質な問題を扱う際に活用できます。

カードを用いてアイディアを収集するので、日本人と外国人が混ざったワークショップであったり、口頭ではなかなかアイディアが出せないときに役立つ手法です。

問題解決ステップ

世の中には様々な問題解決手法が存在しますが、細かいステップの違いはあれど大まかな流れは同じです。

問題解決ステップとは次の8つです。

  1. 問題に関する事実の把握
  2. 問題の定義
  3. 現状の把握(AsIs把握)
  4. 原因分析
  5. 対策の策定と導入(ToBe定義)
  6. 効果の確認
  7. 横展開と標準化
  8. 完了

ステップ2では、どういった問題なのかをだれが読んでもわかる文章に書き起こすことが求められます。

またステップ3と4ではあいまいなワードをなくし限りなく具体的なワードで書き起こしていきます。


この記事では、ファシリテーターの観点で質問力や問題解決についてご紹介させていただきました。

問題解決の手法については自身がコンサルタントという職種であることから、その手法について今後、具体的なケースを織り交ぜながらより詳細にご紹介させていただけたらと考えています。

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