引越し費用にお悩みの方に、筆者が実際に用いた価格交渉術をご紹介します。
ポイント
交渉術は小技を合わせて5つです。今回ご紹介する交渉術により、筆者は初期見積から22万円の値引きに成功しました!ぜひ参考にして少
本記事の内容
- 引越し費用を値下げする交渉術4つ
- 交渉にあたり使える小技1つ
こんな方におすすめ
- 引越し費用をなるべく安く抑えたい
- 費用交渉できるか不安
- これまで引越し費用の見積をしたことがない
本記事の信頼性
この記事を書いている私は、
- 人生で引越を20回以上経験
- 海外MBA進学・2度の転職経験をもとに自身が所属する香港の団体でキャリア相談を実施
- SNSを通じてES・履歴書・職歴書・志望動機書に関するキャリアサポートを実施
- 国家資格キャリアコンサルタント合格(オールA評価)
- ドイツ勤務、外資系メーカーへの転職を経て、現在は外資系コンサルティングファームでビジネスコンサルタント職に従事
(本ページは一部プロモーションが含まれています)
結論: 4つの手段をとったことで22万円の値引きに成功
引越し費用を抑えるために実施すべきことは次の4つです。
- 日付をずらす
- 相見積を取る
- 引っ越しが決まったらすぐに見積を取る
- 閑散期の相場を理解しておく
効果額: ▲22万円(37万円→15万円)
日付をずらす
実はこれが最も値下がりに貢献してくれました。
筆者の引越しは引越しの最繁忙期とも言われる3月末。
見積をした業者さんの情報によると、繁忙期は閑散期に比べて通常の3〜4倍の値段になるそうです。
しかし、転職や転勤で引っ越す場合には1、2ヶ月引越し日をずらして閑散期に引越しを行うことはほぼ不可能だと思います。
筆者も同様でした。
最大ずらすことができても、引越しの繁忙期である3月末を変更することはできませんでした。
しかし、とあることをしたことで
実はこれが最も値下がりに貢献してくれました。
筆者の引越しは引越しの最繁忙期とも言われる3月末。
見積をした業者さんの情報によると、繁忙期は閑散期に比べて通常の3〜4倍の値段になるそうです。
しかし、転職や転勤で引っ越す場合には1、2ヶ月引越し日をずらして閑散期に引越しを行うことはほぼ不可能だと思います。
筆者も同様でした。
最大ずらすことができても、引越しの繁忙期である3月末を変更することはできませんでした。
しかし、とあることをしたことで見積金額が7万円下がりました。
実は元々の引越し日は土曜日だったのですが、平日に変更しました。
職場によっては有給を取る必要がありますが、これだけの価格インパクトがあるのであれば会社に依頼して有給を取らせてもらうことを検討するべきではないでしょうか。
1日の手取りが1〜3万円としても、約2〜3日ほどの効果額が見込めます。
実は筆者の引越し日は元々土曜日だったのですが、平日に変更しました。
職場によっては有給を取る必要がありますが、これだけの価格インパクトがあるのであれば会社に依頼して有給を取らせてもらうことを検討するべきではないでしょうか。
1日の手取りが1〜3万円としても、約2〜3日ほどの効果額が見込めます。
相見積を取る
次に相見積は必ずとりましょう。
新築マンションなどで管理会社が決まっている場合も必ず相見積をとります。
理由は、各社の価格は価格交渉の際の論拠に活用できるからです。
一括見積はこちらのサイトを活用しました。
1社見積の場合、顧客が感覚で希望価格を伝えても、引越し業社さんはびくともしません。
しかし、顧客が相見積をとっており競合の価格が論拠になった価格交渉においては、話が異なります。
これまで20回以上引っ越しを経験してきた筆者の経験値では、必ずではありませんが、多くの引越し業社では競合の価格をベースに値下げをしてくれる傾向にあります。
筆者は実際に相見積を6社に依頼しました。
この最重要なことが見積に来てもらう業者さんの順番です。
本命を最後にしてください。
本命の業者さんの前に他業さんの相見積を取ることで事前に相場感がわかり、価格交渉の重要な武器とすることができます。
さらに本命を最後にすることで、必殺「今決めるので値引きしてほしい」戦法が使えるようになります。
このようにすることで、一方的な値引き依頼ではなく、引越し委託成約というメリットをこちらから打ち出すことができるのです。
引っ越しが決まったらすぐに見積を取る
同じ日付、同じ時間に引っ越す場合でも、見積価格は見積時期によって変わります。
見積の時期が早ければ早いほど安くなります。
理由は、見積が早いほど手配できるトラックに余裕があるからです。
見積時期が遅いと、すでに決まっている他の人の引っ越しに用いるトラック利用時間の間に、あなたの引越しを差し込むことになり、値段交渉の融通が効かなくなります。
値段を下げる手段の一つに、荷物の積載時間や搬入時間を前後にずらすというものがあります。
引越し業者さんもトラックのキャバがあるのでそれらを効率よく稼働させたいと考えています。
効率良く稼働させるためにあなたの引越し時間を調整することができれば、引越し業者さんとしてのトータルメリットが出る可能性があり、結果的に1顧客であるあなたの引越し費用が下がることにも繋がります。
一方で、見積時期が遅くなりトラックの融通が効かないと、そのような交渉も難しくなり、中々値下げにつながりません。
筆者が見積を依頼したある引越し業社さんによると、当月見積もり当月引越しの場合はすでにトラックが埋まっておりお断りするケースも珍しくないとのことでした。
繁忙期の引越しは、引越しの2ヶ月前見積でギリギリ値下げ交渉ができるか否か。
繁忙期の引越しで、値下げ交渉をするには4ヶ月から半年ほど余裕を持っていると安全とアドバイスをいただきました。
また、引越しまでに余裕を持って見積に来ていただくことで、日付の変更も可能となり、前述のテクニック同様、より安い日に引越しを移動することが可能です。
一括見積もりを利用するとすぐに各社から電話がかかってきますが、可能な限り早い日程で見積に来てもらうように依頼しましょう。
ネットで頼むと安くなる!!引越し屋
閑散期の相場を理解しておく
こちらは相見積と近いのですが、繁忙期の引越しでも閑散期の引越し費用を交渉材料に使うことは可能です。
それでも結果的に、繁忙期の引越し費用が閑散期のそれに落ち着くことはほぼないと思いますが、価格の幅出しを行う上で有効です。
なんとなくいくらを予算としていたというよりも、「閑散期はこの程度の金額と想定していたので、今回の金額がそのX倍になっており驚いている」と論拠を持って交渉する方が建設的です。
筆者もこのようにすることで、初期見積は閑散期の3倍の値段を提示されましたが、最終的に1.5倍ほどの値段に落ち着かせることできました。
交渉時の小技
引っ越しに関わらず、何事も交渉を行う際には雰囲気作りがとても重要です。
あなたが引っ越し業社だった場合、頭ごなしに価格を下げろと言ってくる顧客に対して頑張って値下げをしようと努力するでしょうか。
私の答えはNoです。
我々が引っ越し業社さんを選ぶことができるように、引っ越し業社さんも顧客を選ぶことができます。
相手も人間です。
この人のためになんとか値下げを頑張ろうと思っていただくことが必要になります。
筆者の場合、どんな引っ越し業社さんでも一流ビジネスマンの如くおもてなしを行います。
基本的なことではありますが、名刺を渡されたらきちんと両手で受け取り相手の目を見てこちらも名前を名乗ります。
お忙しい中、お疲れ様です
こんな労いの言葉をかけても良いと思います。
また、会話の回答もなるべく下手に回るように意識します。
荷物量を見てもらっている間に、トラックの容量や見積もりのロジックも「教えていただく」スタンスで会話をしてみたりします。
引っ越し業社さんの得意分野でお話しいただくことで和やかな雰囲気を構築するのです。
その他、引っ越しに関係ない話をすることも有用です。
地元や家族の話など他愛もない話をしてみましょう。
このようにすることで、ビジネスだけではない人としての繋がりを構築するのです。
そうすると、引っ越し業社さんも値下げ交渉の時に、「この人のためならなんとか頑張ろう」という気持ちになってくれたりします。
1点、とても重要なことがあります。
それは、価格については決して簡単に妥協しないことです。
見積提示された後、こちらから値下げを依頼しても1度や2度は「値下げは難しいです」とたいていの引越し業さんはおっしゃいます。
この際、沈黙を敢えて設けこちらが困っている様子を醸し出したり、例えば荷物を減らすなど、こちらで値下げに繋がる努力をダメ元で提案してみると良いでしょう。
「値下げをしてほしい」の一点張りでは単なる我慢比べとなりこちらの部が悪いので、押してダメな場合は、上記のように時には引いてみることが効果的です。
引越し費用を抑える自助努力の一つに新居にもっていく荷物を減らすということがあります。
大抵の場合、ものの廃棄には費用が発生します。
もし時間的に余裕があるのであればリサイクル業者に見積を行うこともありです。
買い取ってもらえないものでも状態によっては無料で持って行ってもらえたりするので、ダメ元でも見積依頼してみても良いかもしれません。
ご参考までに、以下のような不良品回収業者さんがあります。
TOKYO環境プロジェクト TOKYO環境プロジェクト 【オールサポート】引越し日が決まったらライフラインの申し込みもお忘れなく!
1番安いプロパンガス料金を比較し、お得に乗り換えよう!【エネピ】
まとめ: 価格値引きは論拠収集と良い関係性構築が鍵!
もっと早くから知っておけばよかった…と筆者も思いつつ、本記事を執筆しています。
引っ越し業社さんもビジネスとして商いをしていますので、決して頭ごなしに値引き交渉することは控えた方が良いと筆者は考えています。
とはいえ、引越しを依頼する方も何かしら目的があり引越しをするため、本来の目的とは異なる引越し自体にお金をかけることを避けたいと考えるのは当然のことです。
そんな一見相反する両者ですが、今回ご紹介した交渉術を用いることで、引越し費用を下げるきっかけを作ることができます。
必ずしも引越し費用の値引きを保証する交渉術はありませんが、これまで交渉することなく引越し業社さんを選定してきた人は、この機会にぜひ試してみてはいかがでしょうか。
この記事を読んで交渉してみて、転職先・引越し先でのお金の不安が少しでも軽減されたら、筆者もとても嬉しいです。