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【ジョブ・カード】免許・資格シート(様式3-1)項目と記入例|実際に作成してみた

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悩んでいる人
今度キャリア面談を受けるのでジョブ・カードを作成したいのだけど、どうやってやったら良いのか分からない。。

そんなお悩みにお応えします。

ポイント

ジョブ・カードはこちらの公式HPからダウンロードできます。キャリアコンサルを受ける時はもちろん、転職時にも活用できる便利なシートです。初めて作成する場合はできるところからで良いので作成しキャリアコンサルタントとの面談を通してブラッシュアップしていくことを視野に入れましょう!今回は免許・資格シートについて解説していきます。

本記事の内容

  • ジョブ・カードとは
  • 免許・資格シートの項目とポイント

本記事の信頼性

たか

この記事を書いている私は、

  • 海外MBA進学・2度の転職経験をもとに自身が所属する香港の団体でキャリア相談を実施
  • SNSを通じてES・履歴書・職歴書・志望動機書に関するキャリアサポートを実施
  • 国家資格キャリアコンサルタント合格(オールA評価)
  • ドイツ勤務、外資系メーカーへの転職を経て、現在は外資系コンサルティングファームでビジネスコンサルタント職に従事

(本ページは一部プロモーションが含まれています)

ジョブ・カードとは

公式HPによると、ジョブ・カードは以下のように定義されています。

ジョブ・カードとは、以下のとおり、「生涯を通じたキャリア・プランニング」及び「職業能力証明」の機能を担うツールであり、個人のキャリアアップや、多様な人材の円滑な就職等を促進するため、労働市場インフラとして、キャリアコンサルティング等の個人への相談支援のもと、求職活動、職業能力開発などの各場面において活用するものです。

ジョブカード制度総合サイト

平たく言うと、これまでの職務経歴や今後どんなことを目指していきたいかをまとめるための書類です。

自分自身を理解し、将来目指すキャリアを考えるツールであり、キャリア面談や採用場面などで活用できます。

また、ジョブ・カードはいくつかあるシートの総称です。

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ジョブ・カードには幾つかのシートがあります。

ジョブ・カードでよく使うシート5つ

・様式1-1:キャリアプランシート(就業経験がある方が記入して下さい)
・様式1-2 キャリア・プランシート(就業経験のない方・学卒者等が記入して下さい )
・様式2   :職務経歴シート(これまでの職務経歴について記入して下さい)
・様式3-1:職業能力証明(免許・資格について記入して下さい)シート
・様式3-2:職業能力証明(学習歴・訓練歴について記入して下さい)シート

様式1

就業経験の有無によって記入するシートが異なります。

就業経験がある方は様式1-1を、就業経験がまだない方は様式1-2を作成しましょう。

記入項目

  • 大事にしたい価値観、興味・関心を持っていること
  • 自分の強み、弱みを克服するために努力していること
  • 後やってみたい仕事(職種)や働き方、仕事で達成したいこと
  • 今後向上・習得すべき職業能力や、その方法
  • 自己PRやキャリアコンサルティングで相談したいこと

様式2

これまでの職務経歴についてまとめるシートです。

記入項目

  • 就業期間(年月〜年月)
  • 会社名
  • 所属
  • 職名
  • 雇用形態
  • 職務の内容
  • 職務の中で学んだこと、得られた知識・技能

様式3

取得した免許・資格、これまでの学習歴についてまとめるシートです。

記入項目

  • 免許・資格の名称、取得時期
  • 免許・資格の実施・認定機関の名称
  • 免許・資格の内容等
  • 学習の期間
  • 教育・訓練機関名、コース名
  • 学習内容

このように見るとたくさん準備しなくてはいけないと億劫になる方がほとんどだと思います。

当然全てを詳細まで作成することが理想ですが、筆者としては努力義務としてできるところまで記入し面談に臨むことで良いと思います。

詳しい内容はカウンセリング中に伝えることができますし、実際にはジョブ・カードに書いていない内容がカウンセリングを通してたくさん出てくるので、そこまで気負いせずにジョブ・カードを作成してみましょう。

ジョブ・カードはここで作成して完成ではなく、キャリアに応じて見直し継続してブラッシュアップしていくものです。

そういった意味合いでも、あくまで完成途中で問題ないのです。

ジョブ・カードの公式HPには書式だけではなく、事例も掲載されています。

何を記載すべきか迷った時はぜひ参考にしましょう。

免許・資格シートの項目と作成時のポイント

資格の一覧、昔に取得したものはいつ取得したか忘れてしまいますよね。

この様な事態を防ぐべく、定期的に職歴書を更新することをお勧めします。

免許・資格名称、取得時期、認定機関の名称

自動車免許、学生の頃受けたTOEICなど思い出せる限り書き出しましょう。

様式の下の方に、「免許・資格の取得の都度、証明する書類等(写本)の添付を可能な範囲で行ってください。」と記載がありますので、証明書の準備もしておくと良いです。

紙媒体だとどこにしまったか忘れがちなので、筆者は資格取得時には紙データをスキャンして電子化し一つのファイル(クラウド上)に格納することにしています。

このようにすることでいつでもどこでも必要な時に必要なファイルを引き出すことができます。

免許資格の内容

資格の内容については、その資格がどのような位置付けのものであるのか。

その資格があるとどのようなことができるのか。

これらの情報を客観的に説明する文章を記入します。

ここでいう、客観的というのは、第三機関によって言及されている文言を指します。

例えば中国語の資格であるHSK6級(最上位級)を取得している場合、資格を発行している講師学院のHPを参考にします。

HPには、以下のような文言でHSK6級の定義が記載されています。

中国政府教育部(日本の文部科学省に相当)直属の機関である「孔子学院总部/国家汉办」が主催し、中国政府が認定する資格

HSK公式ホームページ

HSK6級は、中国語の音声情報や文字情報を不自由なく理解することができ、自分の意見や見解を流暢な中国語で口頭または書面にて表現することができる。

HSK公式ホームページ

このように客観的に資格の内容と能力を説明する文を可能な限り使用することで、能力の信頼性が高まります。

公式HPの事例では簿記検定について、この資格によりできる能力と取得理由を記載しています。

公式ジョブ・カード制度総合サイト

まとめ:事実を淡々と客観性を持って記載する

様式3-1は資格の証明ですので、あまり感情は込めずに事実を正確に記入することが求められます。

重要なのは可能な限りもれなく記入することです。

取得した資格を忘れないためにも日頃から書類を更新する癖をつけましょう。

初めて作成する場合は労力を要しますが、一度作ってしまえば、あとは更新するだけなので楽ですよ。

ジョブ・カードの作成にお困りでしたら気軽にお声がけください。

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