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【海外留学体験記】英語圏・中国語圏への留学手続き|おすすめ情報収集サービスも紹介

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悩んでいる人
英語を話せるようになりたい!でも海外留学ってハードル高いなぁ。

そのようなお悩みをお持ちのあなたにお役立つ情報をお伝えします!

ポイント

少しでも海外留学に興味があるなら、早期に情報収集を。特に入学に求められる英語スコアの勉強は早ければ早いほど良いです。海外留学についてはスピード感が命ですので、迷ったら即行動することをおすすめします。

筆者は学生時代に北米の大学と中国の大学院に留学しています。

学部生の時は1年間の交換留学、院生の時は本科生として2年間留学を経験しました。

英語圏・中国語圏、両方とも経験した筆者の留学経験から、留学を考えているあなたに役立つ情報をお伝えしたいと思います。

こんな方におすすめ

  • 海外留学に行きたい・住みたい
  • 海外留学のメリット・デメリットを知りたい
  • 海外留学に必要な手続きを知りたい

本記事の信頼性

たか

この記事を書いている私は、

  • 海外MBA進学・2度の転職経験をもとに自身が所属する香港の団体でキャリア相談を実施
  • SNSを通じてES・履歴書・職歴書・志望動機書に関するキャリアサポートを実施
  • 国家資格キャリアコンサルタント合格(オールA評価)
  • ドイツ勤務、外資系メーカーへの転職を経て、現在は外資系コンサルティングファームでビジネスコンサルタント職に従事

これまでの当社サービス利用者様からいただいた声(抜粋)はこちらをご覧ください。

海外留学実現までの手順

大学などで交換留学を斡旋している場合は、留学センターに相談するのが良いです。

留学したい思いが少しでもあるなら、大学入学とともに留学センターと繋がって情報収集に努めましょう。

本記事では、交換留学ではなく、私費で1年間、現地の大学に留学する手順についてご紹介します。

海外留学実現のステップ

  1. 対象地域を絞り、いくつか志望大学を選定する
  2. 志望大学の入学条件を確認・準備をする
  3. レジュメ/志願書を書く
  4. 面接対策を行う
  5. 応募する

対象地域を絞り、いくつか志望大学を選定する

アジア、ヨーロッパ、北米。

目的に応じて地域を絞ります。

言語や学びたいことの発達具合、治安、物価などさまざまな選定軸が考えられます。

ちなみに筆者が大学院を選んだ際の選定軸は①中国語、②その地域で一番高い偏差値、③専門分野のカリキュラム品質でした。

対象校は3-5校ほど選んでおくと良いでしょう。

志望大学の入学条件を確認・準備をする

多くの大学ではTOEFLやIELTSなどのボーダー点数が与えられています。

因みにTOEICの点数は使えないことが多いです。

これは、英語試験の目的が異なるためです。

TOEICはあくまでビジネス英語に関する力を計測する試験です。

一方で、TOEFLやIELTSは学問に関わる英語力を見ています。

具体的には数学や物理、経済などの学問を英語で学んだ時に理解できるか、英語ディスカッションに耐えうるか、英文レポート課題をきちんとこなせるかなど、ネイティブスピーカーに混じって大学生をまっとうできるかといった基礎的なものを見ています。

当然、TOEICとは比べ物にならないくらい難易度は高いです。

基礎英語力や目指す得点にもよりますが、スコア達成に要する期間として3ヶ月から1年ほど見ておくと良いでしょう。

レジュメ/志願書を書く

こちらは私費留学では求められない可能性が高いですが、ご参考までに紹介します。

特に英語圏では自己アピールが重視されます。

よって、自分について深く理解し、それを正しくアピールすることが必要です。

なぜその大学に行きたいのか、その大学に行く必要があるのがについて、一度掘り下げ言語化しましょう。

職歴のある方は職歴書も添えます。

面接対策を行う

人気の高い大学では面接が行われるケースもあります。

コロナの影響もあり多くの場合がオンラインだと想定されますが、画面越しできちんと自分の強みをアピールできるよう、想定問答集などを参考にしながら対策を行います。

応募する

TOEFLなどのスコアと書類が揃ったら、いよいよ大学へ応募します。

大学のホームページに留学問い合わせ欄があるのでそちらから応募します。

案内に沿って必要な情報を入力、アップロードを行います。

もし見つからない場合は、「contact」などから留学を希望する旨直接メッセージしても良いです。

海外留学に活用できるおすすめのサービス一覧

短期間で効率よく準備を始めたい人におすすめの留学関連サービスをご紹介します。

留学プランの検討

手数料無料の留学手続きサービスなら【カナダジャーナル】

こちらのエージェントさんは1981年に設立されたカナダ現地、老舗の留学エージェントです。 年間900名以上の留学生をサポートをしており、 現地オフィスはカナダのバンクーバー、ダウンタウンの中心にあります。 カナダ全域どの都市への留学のサポートも可能です。

キャリアにつながる留学・ワーホリプランを格安でプランニング|夢カナ留学

こちらのエージェントさんでは、ネイティブ英語教師によるグループレッスンと英語学習アプリを組み合わせた留学前の英語の事前学習が充実しています。 現地で通用する英語力を身につけるために利用頻度の高いフレーズに特化した独自の学習カリキュラムが用意されています。

TOEFL/IELTSのスコアメイキング

IELTS 対策 留学・大学院へ進学の方

こちらは1973年に創業した、 日本初のTOEFLテスト免除で日本人高校生をアメリカの大学へ正規留学を可能にした語学学校です。4,000名以上を留学させた実績のある語学学校です。

Universal Speaking

Speakingのみの対策が多い中、こちらでは4技能全ての対策ができます。 IELTS指導経験の長い講師陣が目標スコアまで丁寧に指導してくれます。こちらのサービスは1日の受講制限がないので、 2コマ(50分)・3コマ(75分)など短期的に集中してレッスンを行うことも可能です。

レジュメ/志望書/エッセイ作成

24時間365日いつでも対応可能の出願エッセイ編集サービス
エッセイをアップしましょう!

レビューの返却は48時間以内を謳っており、 欧米一流大学卒の経験豊富なネイティブ編集者・プロの翻訳家が勤めています。 多数言語対応のアイビーリーグレベルの編集サービスとして知られています。

海外留学に関する現状

讀賣新聞の記事によると、日本から海外に留学する人の数は増加傾向にありました。

讀賣新聞記事

海外留学した日本人学生数は2018年度に11.5万人で過去最多となりました。

11.5万人というと、ソニーグループやソフトバンクグループ、NECの社員数と同程度の数です。

留学するのは大人から子供までいますが、ボリューム層を大学生とすると、全国の大学生の数がおよそ300万人ですから、全大学生のうち約3-4%の人が留学しているといえそうです。

この割合は、例えるならば2人でじゃんけんをして3回連続であいこになる確率と同程度です。

(1/3)^3 で 約3.7%

そんな増加傾向にあった日本人の留学者数はコロナにより海外渡航の規制が強まったことが影響し2020年度では1,487人に激減しました。

海外留学のメリット

実際に経験した身として、海外留学には実に良い点が多いです。

海外留学して良かった5つのこと

  1. その国の言語習得速度が早く定着もしやすい
  2. 異文化理解が進み多角的な視点を身につけるきっかけとなる
  3. 一生の友人が海外でできる
  4. 劣等感を味わうことができる
  5. 日本について理解が深まる

その国の言語習得速度が早く定着もしやすい

やはり現地に行くと語学の習得スピードが日本のそれよりも早いです。

例えばアメリカに留学した場合、英語は生きるために必要です。

日本では話す機会が少ない、話す機会があっても自信がないから話さない、恥ずかしいから話さないなど、あらゆる口実で英語を避けることが可能です。

しかしアメリカでは、英語が理解できない、話せないと物は買えませんし誰かとコミュニケーション取ることが非常に難しくなります。

そのような「危機感」や「必要性」を抱いた中で学ぶ英語は当然必至感が日本で学ぶ場合と比べ物にならないくらい高いため、習得速度が高まります。

また、実際の生活の中で学ぶことが多いので記憶に定着しやすいです。

例えば、筆者の場合、「prerequisite」がそれに当たります。

「必修科目」という意味です。

カナダに留学していた際、大学の履修登録で好きな教科ばかり登録していました。

登録最終日にprerequisiteが必修科目ということを知り、泣く泣くいくつか受けたかった教科の履修を取りやめた経験があります。

これは単語帳で英語と日本語の紐付けを行うよりも、実際の体験をもとに英語を覚える方が記憶に残る典型的な例です。

異文化理解が進み多角的な視点を身につけるきっかけとなる

海外で友人や同僚と何か協業する際、何も言わなくても全てがすんなり行くことは稀です。

なぜならば、文化や考え方が異なるからです。

これは日本人の考えが正しくて他の国の方の考えが間違っているというものではありません。

筆者の事例をご紹介しましょう。

これまたカナダに留学していた頃、教授の話を毎回全て聞いてから発言するようにしていました。

だって、小学校では「まず先生の言うことを聞いて、それから質問なり意見を言う」と習いましたから。

しかしカナダの教授からは「Taka、もっと割り込んで意見を主張しないと。そのくらいの勢いがないと私の話に興味がないのかと失礼にあたるぞ」と言われました。

この時、自分の常識は世界の常識ではないことに気がつきました。

それからというもの、文化や思想が異なる可能性を考慮しながら行動するように意識しました。

このマインドは海外の人と働く際はもちろん、日本人と働く際にもものごとの可能性を多角的に考える思考回路が使えます。

私はこう考えるが、Aさんはこう考えてこんなふうに発言したのかもしれない、などさまざまな可能性を許容できることにより、ブレストやチームをリードする際に大いに役立ちます。

一生の友人が海外でできる

例えば数ヶ月の留学だとしても、現地で出会った人とは強い絆で結ばれる可能性が高いです。

それは現地のネイティブかもしれませんし、同じように留学に来ている外国の学生や日本人かもしれません。

海外での生活は楽しいこと辛いこと全てひっくるめて毎日が輝いています。

そんな中で切磋琢磨した友人は、筆者の経験ベースではあるものの留学が終わってもつながり続ける傾向にあります。

例えば、筆者がカナダで出会った中国人のShery。

彼女には毎日中国語を教えてもらいました。

今ではお互い母国に戻っています。

あれから10年以上が経過していますが、筆者が中国にいくときには必ず連絡し、予定が合えば食事をしながら近況報告をしあったりしています。

それほど海外留学中には濃密な時間が流れている物です。

他の例を挙げるとすると、筆者が仕事でドイツに赴任していた際に出会った現地人の友人がいます。

彼とはサッカーW杯で日本対ドイツ戦の際に
リアルタイムでチャットをしながらサッカー観戦をしていました。

(日本が勢いづいた途端、彼からの返信は途絶えてしまいましたが…笑)

劣等感を味わうことができる

筆者としてはこれが最も大きい海外留学のメリットだと考えています。

日本では当たり前にできることが海外ではうまくいかないことが多いです。

筆者は中国留学時、夜中になると寮が停電になることに悩まされていました。

大学は外国人留学生向けに比較的綺麗な部屋を用意してくれていたのですが、なぜか停電は頻発に起きていました。

あまりにも頻度高く停電になるので寮母さんに相談しに行くと、原因は筆者にあることがわかりました。

シャワーを浴びた後小さなドライヤーを使っていたのですが、使う条件によって寮の電圧が上限を超過していたのです。

しかも電圧については、入寮直後に説明したと伝えられました。

確かに説明はされましたが、かなり雑な説明だったので筆者はその内容を理解することができていなかったのです。

ドライヤーで寮のヒューズが飛ぶ、説明を受けていながら理解できていない、どちらも日本であれば発生しにくいミスですが海外だとそうも行きません。

日本にいると一人で何でもできるような錯覚に陥りがちですが、言語・文化が異なる海外では「まだまだ自分は半人前だな」と痛感させられることがあります。

そんな思いをすることで、さまざまなことに挑戦し直向きに努力しなければ、と筆者は自己成長のドライバーにしてきました。

己の未熟さを知り、成長に繋げることができる。

この海外留学では、高頻度でこのようなきっかけに遭遇することができるのです。

日本について理解が深まる

一見、逆説的ですが、海外では日本について質問されることが非常に多いです。

日本のインフレはどうなっているのか?

平均年収は?

東京の最低賃金は?

明治維新について日本ではどのように教えられるのか?

スラムダンクの舞台である湘南の食べ物は何が有名か?

などなど、筆者もこれまで数えきれないほど日本について質問されてきました。

そしてその度に即答できないことが多く、日本のことを全然知らないで生きてきたのだなと痛感してきました。

日本について外国人に質問された時に答えられないと、正直きついです。

よって、質問時に答えられるよう、日本に関するベーシクな知識を蓄積する習慣がつきます。

海外留学を通じて、改めて日本の良さが発見できると言っても過言ではありません。

海外留学のデメリット

筆者が考えるデメリットは1つ、「孤独な時がある」ことです。

時差があれば尚更自分一人の時間が増えます。

これものちに振り返ると内省を促す貴重な経験なのですが、当事者としては中々辛いものがります。

これ以外に、費用がかかることをデメリットと考える方がいますが、それは本当でしょうか。

実は、費用はTOELFの得点次第では奨学金や貯蓄で賄うことができます。

多くの大学では交換留学制度があり、日本の大学に納める費用と同等レベルで海外の大学に留学することも可能です。

海外留学に行きたい強い気持ちがあるのであれば、費用を理由に断念するのは非常にもったいないと筆者は考えます。

コツを掴んで地道に努力することで、大抵の場合、費用の問題は解決できるはずです。

事実、筆者も留学費用はほとんどかかっていません。

特に大学院はTOEFLの点数と面接でのパフォーマンスが評価され、全学費分の奨学金、及び生活費をいただくことができました。

留学を決めた際に奨学金ありきで物事を考えていたわけではありませんが、強い気持ちと共に地道に努力することができれば、どこかで評価されるポイントがくるのです。

まとめ:海外留学はスピード感を持って早め早めの準備を!

目的にもよりますが、筆者は海外留学に迷っている人に対して、多くのケースで「行った方が良い」とアドバイスさせていただきます。

それは、日本で不安や焦りを抱えていていても、多くのことは海外に行かないとわかり得ないと考えているからです。

言わずもがな、普段の生活では想定しないことが海外では当たり前のように高頻度で発生します。

さらに、「海外留学行きたい!」と思った時に、留学資格があるとは限りません。

英語のスコアメイクなど、早め早めの対策が必須です。

迷っているなら、まずは行動を。

きっと海外留学は、あなたの人生にとってなくてはならない出来事になるでしょう。

何かお力になれることがありましたら、こちらからお気軽にメッセージください。

全力でサポートさせていただきます。

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